新人セラピスト

「理学療法士に向いていないかも」PTOTに自信をなくした時の3つの対策

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俺ってリハビリ職に向いていないかも…。全然仕事できないし、どうすりゃいいんだ…

こんにちは、理学療法士をして7年目のホシノといいます。
突然ですが、「俺って理学療法士に向いていないのかな…」と悩んだことってありませんか?

リハビリ職になり1~2年目は悩みを抱えることも多いです。

先輩にキツく怒られることもあれば、患者さんから「他の人に変わってほしい」と言われることも。
そんな時に、セラピストとしての自信を無くしてしまい、

・このままでいいのだろうか
・このままリハビリの仕事をしていて良いのだろうか

と自分を見失い、将来が不安になることもあります。

でも大丈夫!
PT・OTをやっていくなかで、落ち込むことや自信を無くすことは誰にだってあります。そんな時に自分を責めすぎないで、今の自分と向き合うことがとても大切です。

この記事でわかること

・PTOTとして自信をなくす原因
・セラピストとして自信をつける方法
・PTOTとして向いている人の特徴

僕も新人時代は、挫折と苦難の連続でした。

もう理学療法士を辞めようかな、と思ったことは何度もありました。
でも、辞めずに仕事をつづけて7年目。

今では、リハビリの仕事に誇りが持てますし、1年目の頃よりも、今の仕事が好きになっています。

「自信がない…もう辞めようかな…」と悩んでいる方は、ぜひ一度思い留まってみましょう。
そして今の気持ちと向き合ってみましょう。

辞めたい!という気持ちを乗り越えられると、自信が持てるようになることも多いですよ!

辞めたい!という気持ちを乗り越えられると、自信が持てるようになることも多いですよ!

PTOTに自信をなくした時の3つの対策

まず初めにお伝えしたいのが、自信をなくした時の対策です。
対策は大きく3つあります。

1.自分を責めすぎない
2.周りと比べない
3.できることを認めよう

それぞれ簡単に解説していきます。

対策1.自分を責めすぎない

「自分なんてダメだ…」
「自分ができる治療なんて微々たるものだ…」

と自信をなくして、自分を責める人がいます。

まず言いたいことが、

・自分を責めすぎないでほしい

ということ。

「自分なんてダメだ」という人もいますが、はたして本当にそうでしょうか。

今まで出会ってきた患者さんの中には

「リハビリやってくれてありがとうね」
「お世話になりました、今までありがとうございます」

とあなたに感謝してくれた人も絶対にいるはずです。
そして「私なんてダメだ」と自分を責めることは、患者さんの感謝を踏みにじる行為ではないでしょうか。たしかに、反省点や改善点があり、セラピストとして至らない点があるかもしれない。

だからといって、自分を責めすぎる必要はありません。

自信を無くして、もうどうしようもなくなったら

・患者さんからかけてもらった感謝の言葉

を思い出すと、すこしだけ気持ちがラクになると思います

1年目の頃、僕も自分を責めてばかりいました。でも患者さんから頂いた言葉の数々に救われました

対策2.周りと比べない

もともと学校教育や偏差値の制度は、周りと比べやすくなるようにできています。

「頭の良い高校にはいったほうがいいよ」
「偏差値のいい大学にいくべき」

という意見を聞いたこともあるでしょう。

だから無意識に周りと比べたくなることも、自然なことかもしれない
といっても、周りと比べても良いことはありません。

「あの人は運動器リハの知識がある」
「同期のアイツは歩行分析がすごい」
「でも自分は…」

というように考えたことありませんか?

でも

周りのポジティブな面 vs 自分のネガティブな面

を戦わせても、勝てっこないです。

患者さんに

「周りの患者さんと比べても意味ないですよ」
「自分のペースで頑張っていきましょう」

という声をかけることは多いです。

患者さんに声をかけるように、自分にも優しくしてあげることが大切。
周りと比べるのではなく、他人は他人、自分は自分、とマイペースになることで、気持ちが楽になります。

対策3.できることを認めよう

「セラピストとして向いていないかも」と自信を無くした時こそ、自分のできることを褒めましょう。

たとえば、人によっては、脳卒中のリハが苦手で、LLBの歩行練習が上手くできないかもしれない。でも、運動器のリハが好きで、TKAのリハが得意!であれば、それでいいのではないでしょうか。

できないことに目を向けるよりも

・自分の好きなこと
・自分の得意なこと

に目を向けてみませんか?

なぜなら知識やスキルも万能で、完璧セラピストなんてまずいないから。
ものすごい知識が豊富な人でも、なにかしら欠点があるもの。

だからこそ、悪いところに目を向けるよりも、自分の良い点に目を向けましょう。

お互い苦手なところや、不足している点を補うためにチーム医療があるので、困ったら誰かに頼ればいいんです。
それにセラピストって仕事柄、悪いところに目をむけます。
筋力が弱い、転倒リスクがある、とか悪い点ばかり気にしてしまうものです。

同じように自分の悪いところに目を向けてばかりは禁物ですよ~!

【状況別】セラピストが自信をつける方法

リハビリの仕事をしていて、自信をつけるにはどうすればよいか。それぞれの状況別の対策について、解説します。

  1. インシデントを起こした時
  2. 患者さんから嫌味を言われた時
  3. 患者さんが良くならない時

対策1・インシデントを起こした時

インシデントを起こした時って

終わった…

仕事辞めたい…

と落ち込みやいです。反省のバーゲンセール状態。
新人の時にインシデントを起こすと、つい自分を責めがちです。
でも医療事故、医療過誤って、ほとんどがヒューマンエラーが原因で、どこの職場でも起きてしまうもの。

自分を責めてしまい、落ち込んだら、とにかく美味いものでも食べて、早く寝ましょう。

この言葉、僕が新人の頃に先輩に言われました

まずは気持ちを落ち着かせることに全力を注ぐことが大切。

繰り返しになりますが、インシデントは人間の不注意、ミスが原因で起きるものなので、誰しも起こす可能性があります。

インシデントを起こしても、あなたがたまたま起こしてしまっただけ。他の同期が起こすことは十分にあります。
インシデントを起こした時に心構えについては、別の記事でも解説しています。

対策2.患者さんが良くならない時

「全然患者さんがよくならない…」
「俺のせいかな…」

と責任を感じてしまう人もいます。

特に患者さん思いで、真面目なセラピストほど抱えやすいです。
こんな時は、先輩や同期に相談してみましょう。
「自分は勉強不足だからだ」と反省することもあります。

でも世の中は「チーム医療」が大切と言われている時代。自分だけで良くするのではなく、チーム(リハビリ科)として良くできれば、患者さんにとっても利益ではないでしょうか。
リハビリ科内でも「呼吸器は得意だけど、運動器のリハは…」と得意、苦手が別れると思います
なので、お互いをカバーしながら、患者さんに良いアプローチを提供できれば問題ありません。
患者さんがどうしても良くならない時は、先輩や上司に相談しましょう!

先輩によっては、長年の経験と知識から、適格なアドバイスをくれる方もいます。
相談する相手を考えて、質問することも大切ですよ~!

対策3.患者さんから嫌味を言われた時

「患者さんから怒られる」
「担当を変えて欲しいって言われた」

こんな時に、セラピストとしてのやる気が一気に下がることがあります。
僕も「他の人に代わって!」と言われたことがあり、かなりへこんだことがあります…。
でも、リハビリって、相手の体に接する仕事のため、人間関係の距離感も近くなりやすいです。
だから「合う」「合わない」がはっきり出やすいんじゃないかな、って思います。

たとえ嫌味を言われても
「自分とは合わなかったんだろうな~」
くらいに軽めに考えることも大切。

友達同士のつき合いだって、「この人とは何か考え会わないんな~」と思うことってありますよね。

患者さんは病気やケガで、自分のことに精一杯。
 患者さんが「合わない」と感じた時に、無理に気を使ってもらうほうが、申し訳なく思います。
また患者さんから怒られた時には、上司に相談して、担当を変えてもらうことも、一つの手です。

その際は、

・自分の言動、見た目、接遇

などを振り返ってみて、反省点を見つけることも大切です。

PTOTに向いている人は「○○を持つ人」

じゃあどんな人がリハビリ職に向いているの?

最終的には

・今の仕事に愛情が持てる人
・患者さんに愛情を持てる人

が理学療法士やセラピストに向いているのだと思います。
先輩に怒られたり、スキルの無さを自覚して、落ち込むこともあります。
それでも後から振り返った時に「この仕事は好きだな」と思えたら、それは適職ではないでしょうか。

そして「勉強が苦手」「同期と比べてスキルがない」と言って、自信を無くすことは、もったいないです。
勉強が苦手でも、患者さんに愛情を持って接することで
「リハビリ頑張ろう」「入院大変だけど、ちょっと頑張ってみようかな」
と前向きになる患者さんだっています。
あなたの「この患者さんをなんとか良くしたい」という気持ちを感じて、入院生活を頑張ろうと思う人だって必ずいます。

もう理学療法士辞めようかなと思った時には、患者さんとまずはゆっくり深呼吸。そのあと今の担当患者さんを思い出してみてください。
「この患者さんはなんとか良くしてあげたいな」
と思えたら、理学療法士、作業療法士に向いているはず。

「目の前の患者さんを良くしたい」は医療の原動力。この原動力を武器にして、医療は発展してきました。
なので「良くしたい」という気持ちがあれば、PTOTに向いていないことはありません

まとめ:ありのままの自分を受け入れよう

モデルのローラはこんなことを言っています。

迷ったら楽しい方を選んで、
迷ったら明るい方を選んで、
迷ったら好きな方を選んで。
その方が長続きするし成功する確率が高くなるから

と、めちゃくちゃ良いことを言っています。

自分を責めすぎず、周りと比べず、自分を認めながら、マイペースに仕事を向き合うことも大切です。

仕事は「リハビリの実習」のように期間が決まっているものでもありません。
長期的に続いて、あなたの人生の一部になっていきます。
なので、時にはマイペースでのんびり仕事をしても良いのではないでしょうか。

人によっては、今の職場が合わないから、「セラピストに向いていない」と感じることもあります。
でも「職場に合わない」が、イコール「セラピストに合っていない」とは限りません。人間関係やムチャな残業のせいで、仕事を楽しめていないのかもしれない。

そのため環境を変えることで、解決できることもあります。

もし「リハビリの仕事」ではなく、「職場」に不満があって、仕事を辞めたくなっているなら、職場を変えるという選択肢も考えてみましょう。
職場を変えることで、リハビリ職のやりがいを再確認できることも多いです。
なにより職場を変えることで、人間関係や給与がガラっと変わります。生活の質が大きく上がることも少なくありません。ぜひ職場を変える勇気を持ってみましょう。

そんな職場でずっと働いていると、メンタル病む原因になるので、気をつけてくださいね

「次に働く場所は、人間関係が良くて、楽しくリハビリできるところがいいな」
「サービス残業はなくて、プライベートをもっと充実させたい!」
と考えるなら、大手の転職サポートサービスをオススメします。

なぜならハローワークや求人誌、有名ではない転職サイトだと、圧倒的に求人情報の量で劣るからです。
くわえて職場の裏側の情報にも詳しいサポーターもいるので、ブラック病院を回避できる可能性が高いです。

こちらのわかがまな条件を通しやすくて、給与交渉もしてくれるので、「自分の意見を強く言うのが苦手…」という方は活用しましょう。

それに転職にした方の成功談、失敗談も事前にわかります。

「転職したけど後悔した…」と失敗しないように、職場探しは情報を集めることがなにより大切です。

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