こんにちは、理学療法士のホシノといいます。
突然ですが、社会人になると、あっという間に時間が過ぎます。
「仕事をはじめたら時間が経つのは早い」
「気づいたら30歳になっている」
という話は、よく聞く話です。
僕も新人の頃から聞いていた話題ですが、僕も社会人になって7年目。
時の流れの早さに、驚いています…!
いや~本当に時間が経つのは早い。あっという間。おまえは5G並みのスピードなのか。
そして過去を振り返ってみると、
「あの時こうしておけばよかった」
「新人の頃、もっとこんなことをやっておけばよかった」という後悔もたくさんあります。この記事を読んでいる方には、ぜひ同じような後悔を感じて欲しくない。そんな思いで、この記事を書きました。
この記事でわかること
- 理学療法士7年目が過去を振り返って思う失敗談
- 新人セラピストが心がけておくべきこと
- 後悔なく仕事と向き合うコツ
過去を振り返ってみると、誰しも後悔することはあるでしょう。でも、後悔してばかりの人生だと、生活はつまらなくなってしまうもの。
よりベターな選択していくことで、自分のQOLを上げれると思います。患者さんのQOLを上げるのではなく、たまには自分のQOLを考えてみませんか?
ぜひ後悔しないためにも、僕の後悔を知ってください。
理学療法士7年目になって後悔している5つのこと
臨床に出て7年目。
30代になり、特に感じる後悔は下記の5点です。
- 一般常識を勉強しなかったこと
- リハビリの知識とスキルが不足していたこと
- 職場に身を捧げすぎたこと
- プライベートを充実させなかったこと
- 早めに転職しなかったこと
それぞれ解説していきます。
後悔1.一般常識を勉強しなかったこと
病院職って、狭い環境の社会で、働くことが多いです。
体のことや、医療のことなら、ちょっとわかる。でも政治や経済のこと、一般職であれば知っているような常識も、病院で働いていると、わからないことがたくさんあります
以前、一般事務をしている友達と話していたら、「え?お前そんなことも知らないの?」と言われました
リハビリ職含め、コメディカルはどうしても世間に疎くなります。でもリハビリ職含む、コメディカルは国の方針や制度の影響をもろに受けるので、新人の頃からもっと勉強しておけば…と今では思います。
特に診療報酬や、介護保険、医療保険の制度は国の方向性で大きく変わります。僕らの給料にも関わるし、今後も注意して国の動きを見なければいけません。
社会人になった時から、新聞を読むなり、ニュースを見るなりして、アンテナを広げておけば、と今では後悔があります。
医療以外の分野(IT分野など)のニュースを見たり、政治のことを知るのは、本当に大切。
給料を上げて欲しい、と悩むセラピストは多いけど、給料アップするためには医療業界がどう変わる必要があるのか、ということがニュースを見えてくることも多いです
後悔2.リハビリの知識とスキルが不足していたこと
新人の頃はこの患者さんにとってはこのリハビリがベストと考えていたものも、後から振り返ると「やっぱり違っていたかも」と思うことがあります。
患者さんをリハビリして、無事退院できたけど、今思うともっと他に良いアプローチがあったのではないかと思うことは何度もあります。
そして「退院後の患者さんの生活は大丈夫だろうか」と心配になることも少なくありません。
後悔、というより反省ですが、こんな反省や後悔をしながら、自分を成長させていくしかないですよね。
今やっているリハビリが、本当に最適か?別の方法もあるのでは?と自分に質問するのは、リハビリあるあるではないでしょうか
後悔3.職場に身を捧げすぎたこと
僕が社会人1~2年目の時は、毎日20~21時に帰宅していました。
そんなに遅くまで何やってたの?
当時の病院は定時が17時でした。が、早く帰るのが申し訳ない。忙しい先輩を見て、自分が早めに帰ってはいけない、と思い込んで、謎の責任感を持っていました。そのため空いた時間ができては、先輩・上司から仕事を貰っていたのですが、今思えばムダな雑務も結構やっていました。
たとえば
- カンファレンスで必要な資料作り
- 病院回診で使う資料作り
- 先輩が県士会で発表するパワポ作り
など、よくわからない業務もやっていました 笑
*県士会-理学療法士協会の、都道府県別の集まり
先輩が学会で発表する論文を作成したり、動画作りもやっていました。そんな仕事を後輩にさせるな。
得ることもあったのですが、職場に身を捧げすぎて、プライベートな時間はほとんど持てず。
この時間で勉強できたことはたくさんあったと思うし、趣味にも費やせたと思うと後悔が残ります。
先輩より先に帰るのは、申し訳ない、と思う新人さんは多いはず。職場の上司は、誰よりも早く帰るように努力してほしいです
後悔4.プライベートを充実させなかったこと
社会人になって7年目。
30代になりに特に思うのは、20代の頃はもっと遊んでおけ…!ということ。
いや、遊ぶと言っても、友達と飲みに行ったり、クラブに行ってパーリーピーポーしろとか、そんな話ではない。
なにをやっている時が楽しいのか見つけろ。そして好きなことに熱中しろということを強く言いたいです。
理学療法士になって7年たち、振りかえると、本当にあっという間でした。病院に行って、リハビリして、帰宅して、寝る。これだけの繰り返しをしていけば、生活できるわけで、生活に張り合いがないんですんよね。
そして気づくと30代。「あれ、仕事以外に俺ってなにしていたんだっけ…」と、ここ最近思うようになりました(振り返ると結構悲しい)
でも、自分の熱中できること、好きなことがあれば、素直に「趣味に打ち込んでいました」「○○に時間を使っていました」と自信を持って言えるはずです。
趣味でもいいし、ギャンブルでもいい。
何でもいいから、とにかく時間を忘れるほど、熱中できることを見つけろ、と過去の僕に言いたいです。
後悔5.早めに転職しなかったこと
就職した時に僕がよく聞いたセリフは、新卒は3年経たないと転職できないということでした。
でも、はじめの就職先が自分に合わない、ブラックすぎる、上司と仲が悪い。そんな職場だったら、この3年間は本当にもったいないと思います。
自分は職場のために生きているの?
自分自分を大切にできなくて、誰が自分を大切にできるの?
と、強く言いたいです。
僕の以前の上司は、昭和のサラリーマンにいそうなパワハラ上司で、50~100人職員がいる前でも怒鳴り散らすという上司でした。
そんな職場で僕は4年間努めていたのですが、もっと早めに辞めておけば…と後悔が残ります
「自分もいつかみんなの前で怒られるのではないか?」
「影で自分のことを言われていないだろうか?」
そんな周りの目線と、先輩・上司の圧力により、心もかなり摩耗していました。やはり気持ちが擦り減った状態では、満足のいくリハビリなんて出来ません。でも、新人だろうと、1年目であろうと、セラピストが転職するのはそんなに難しくない。
なにより新人のうちから、仕事を辞める人は結構多いです。
たとえば、理学療法士の16.5%は、新人時代に退職経験ありと答えています。
需要と供給のバランスを見てみると、まだまだセラピストの需要は高く、一般職の転職のように、苦労することは少ないです。
20代の頃の時間は貴重です。
30代、40代と比べると体力だってあるし、考え方もフレッシュです。
大切な20代の時間を職場に捧げるのは、後から後悔するだけ。
もし今の職場に不満があるなら、転職という選択肢も入れて、自分の「生活の質」を上げれないか考えてみましょう。
理学療法士を選んだことに後悔はある?ない?
一般職をしている友達から、たまにリハビリの仕事を選択したことに、後悔はないの?と、聞かれることがあります。
結論から言えば、理学療法士になったことに後悔はありません。
上記のように
「もっと勉強しておけば良かった」
「もっとプライベートも遊んでおけば良かった」
と思うことはあっても、理学療法士、リハビリの仕事を選択したことに悔いはないです。
というのも、それは2つの理由があります。
1つはやりがい
ありきたりだなと思われるかもしれないけど、やっぱり患者さんから、感謝された時は嬉しいです。
「ホシノ君のおかげで、無事退院することができました」
なんて言われると、心が飛び跳ねるくらい嬉しいです。その言葉だけで、一週間は楽しく仕事できる。
2つ目は、安定性
「理学療法士の人数は増えているから将来危ない」
「今後、PTOTは飽和する未来がくる」
と言う人もいます。しかし、現状ではまだまだ人手不足なのは否めませんし、転職もしやすいです。2~3社の病院・施設の採用試験を受ければ、だいたい合格できる。一般職のように30社、40社受けるわけではないので、やはり資格職は強いなと思います。
それに「今のペース」でセラピストが増え続ければ、需要と供給のバランスが崩れ、飽和する可能性があるということ。PTが年間1万人増えるような、「今のペース」が今後も続くかどうかはわかりません。
一般企業であっても、10年後、20年後も、倒産せずにやっていけるかどうかは、誰にもわかりません
未来のことは、誰にもわからない。
でも現状は安定性があり、ライフスタイルに合わせて仕事を選べるのは、多職種にはない大きな強みだと思います。
結論:後から後悔しないために、今を変えていこう
理学療法士になって7年が経ち、いろいろな後悔をしてきました。
でも10年目、20年目になってから、過去を振り返ると、また後悔しているかもしれない。
そんな気持ちにはなりたくないため、反省を込めて今回、記事にまとめてみました。
仕事や生活、プライベートなど、最近僕が意識していることは今の時間を「全力で過ごすこと」。
そして、変化できそうなところは、なるべく変えていくを意識しています。
興味があるスポーツがあれば、なるべく挑戦するようにしていて、気になる人がいたら積極的に話しかけるようにしています
それに今の働き方や、仕事の環境も、ほんのすこし勇気を出せば変えることができます。
過去の失敗、後悔を、「周囲の環境」のせいにするのではなく、自分の力で環境を変えていきましょう。
「次に働く場所は、人間関係が良くて、楽しくリハビリできるところがいいな」
「サービス残業はなくて、プライベートをもっと充実させたい!」
と考えるなら、大手の転職サポートサービスをオススメします。
なぜならハローワークや求人誌、有名ではない転職サイトだと、圧倒的に求人情報の量で劣るからです。
くわえて職場の裏側の情報にも詳しいサポーターもいるので、ブラック病院を回避できる可能性が高いです。
こちらのわかがまな条件を通しやすくて、給与交渉もしてくれるので、「自分の意見を強く言うのが苦手…」という方は活用しましょう。
それに転職にした方の成功談、失敗談も事前にわかります。
「転職したけど後悔した…」と失敗しないように、職場探しは情報を集めることがなにより大切です。
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