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月収100万稼ぐ理学療法士にインタビューしてわかったこと【年収1000万】

こんにちは、ホシノです。

突然ですが、この記事を読んでいるあなた。

今の月収、年収に満足していますか?

理学療法士や作業療法士、リハビリ職は将来性のない仕事など言われて、「病院内のブルーカラー」「コメディカルの低所得者」と言われることもあります。

そんなお金や貯金、給料に悩む人が多いコメディカル業界ですが、今回は

・月収100万、年収1000万以上稼ぐ理学療法士

にインタビューすることができました。

一般企業や大学の先生などではなく、臨床に出て働きながらこの給与なのでスゴイです…!

  • なぜこんなに高収入なのか
  • 具体的にどうやって年収アップをステップさせたのか
  • 年収が増えて生活がどれくらい変わったのか
  • 今の仕事の悩み

などについて、詳しくお話を聞くことができたので、今回ご紹介します。

月収100万稼ぐ理学療法士にインタビューしてわかったこと【年収1000万】

-まずはじめに自己紹介をお願いします。

Nさん
千葉県にある自費診療のストレッチサロンで働いているNです。得意分野はマニュアルセラピーや運動器疾患のリハビリですね。
仕事は主ににマンツーマンでやるストレッチや姿勢矯正、歩容の改善などを行っています。
お金はありがたいことに、月90~120万くらいは貰っています。
今の職場で働きはじめたのは、ちょうど1年くらい前。PTとしては今7年目です。年収はたぶん1100万くらいだと思います。

-すごいですね、このご時世にこれだけ貰っているPTは少ないと思います。
自費診療のジム、ということですが、詳しくお話を聞いてもよろしいでしょうか?

Nさん
はい、そのままなのですが、病院や施設とは異なり、患者さん、お客さんが全額お金を払う自費診療(自由診療)になります。
病院や施設であれば、介護保険や医療保険などが利用できるので、患者さんの経済的な負担も少ないです。
自費診療では、保険適応外なので全額お客さんが負担します。
その代わり、料金の設定などもお店側が決めれるメリットがあります

-なるほど。具体的にどれくらいお客さんが払っているのでしょうか?
お金のことについて詳しく教えてください。

Nさん
僕の職場では、30分6000円、60分12000円が基本料金ですね。そのうち半分のお金が僕にはいるようになっています。
また美容院とかでよくある指名制度もあって、指名料金は1000円です。
でも僕の上司や先輩によって指名料金が違うので、先輩とかはもっともらっているみたいです。
高額だと思うのですが、「お金のある富裕層」にフォーカスを当てた会社の戦略のようです。

-そういえば正社員ですか?半分のお金が手元に入る、というのでは出来高制ですよね。雇用形態も特殊なのでしょうか?

Nさん
僕は正社員ではないんです。フリーランスで働いていて、職場と個人事業主という形で契約しています。
それで「お客さん1件(30分)3000円」という形態で働いています。

-30分3000円だと、時給6000円ですね。よくあるリハビリのパートは全然かけ離れていますね。

Nさん
そうですね、これだけ高いと他の職場でもう働けなさそうですけどね。

今の職場で働くキッカケとは?

-これだけ稼ぐということは、前職もたくさんもらっていたんですか?

Nさん
いえいえ、そんなことありません(笑)
前職は訪問看護ステーションで訪問リハビリをしていました。その時は、月収30万円ほど。そこでは2年ほど働いていました。
PTになった当初は、総合病院だったんですけど、手取り19万くらい。総合病院で3年働いた後に、クリニックで1年働いて、訪問リハビリで2年。そして今の自由診療のジムですね。

-前職がそこまで高いというわけではないんですね。

Nさん
そうなんですよ。やっぱりリハビリ業界って、初任給はちょっと高いかもしれないですけど、業界全体の年収は高くはないですし。
看護師や検査技師、薬剤師と比べても、給料はよくないので、他のコメディカルと比べて劣等感を感じていました。
お金のために働いているわけじゃないけど、やっぱり給料は大切だと思います。

-何度か転職を繰り返しているようですが、どうやって仕事を見つけていたのですか?

Nさん
だいたいは転職サービスですね。希望の待遇を伝えるだけで、求人を見つけてくれるので、とても便利だと思います。

-なるほど。今の職場で働くキッカケも、転職サービスですか?

Nさん
いえ違います。簡単に言えば、人からの紹介ですね。以前、働いていた総合病院の上司が、今のジムを立ちあげることになって。
ずっと自由診療の仕事に興味があって「そこで働きたいです」と言っても、受け入れてもらえなかったんです。
それで1年ほど前にその上司から「一緒に働かないか?」と声をかけてもらえることになったんです。

-人からの紹介なんですね。やっぱりコネとか人脈は大切ですよね。

Nさん
コネは大切だと思いますけど、僕の場合、運もよかったと思います。
身近に起業する先輩がいた、というのも一つのキッカケだと思います。
あと、徒手療法が好きだったというのも関係あるかもしれません。

-徒手療法が好きだった、というと?

Nさん
今の職場はストレッチや姿勢矯正がメインなんですけど、もともとマニュアルセラピーとかが好きで。
MSIアプローチとか、AKAの手技の勉強会とか参加して、年間50~100万くらい勉強会に使っていたと思います。
給料の半分くらい勉強会に使っていたことが、上司への良いアピールになったのかもしれません。

-年間50万!?かなり勉強熱心ですねー。

Nさん
いやいや、逆に呼吸とか心臓とか内部障害系のリハビリは苦手なので…。
単純に、自分の手を使って患者さん、利用者さんを良くすることができる、徒手療法が好きというのもでかいです。
実家に住んでいるので、給料を自由に使うことができたのも、大きいですね

月収100万以上稼ぐ仕事のメリットとデメリットは?

-これだけ稼ぐと、以前と生活は大きく変わりましたか?
金銭感覚変わりませんか?

Nさん
いや、そんなに変わっていません(笑)
コンビニで買うお菓子に幸せを感じたり、スーパーの値引きシールに喜びを感じます。
大きく変わったのは、車くらいでしょうか。
車が好きなので、欲しかった車を買って、そのほかは大きな買い物はしていません。もともと物欲もそんなにありませんし。

-意外と普通ですね。

Nさん
そうですよ。ちょっとお金に余裕があるので、気持ちに余裕が持てるくらい。それほど大きな変化はありません。

-じゃあ逆に前の職場や生活と比べて、大変になったこととかありますか?

Nさん
そうですね、やっぱり「責任感」でしょうか。
30分6000円というお金をもらっている以上、中途半端なことはできないですし、評判や口コミ1つで、リピーターも消えてしまう怖さがあります。
病院で働いていれば、なにか失敗しても、自分を守ってくれる組織があります。給料だって変化は受けません。
今の職場は、良くも悪くも、自分の力量次第で、給料が大きく変化してしまいます。
なので、病院時代と比べるとより責任感を感じるようになりました。

-たしかにお会計で直接お金をもらう、というのは、感じ方が違いますよね。

Nさん
後、個人事業主で年収1000万貰っているので、書類関係がややこしいことでしょうか。
実際は個人事業主ではなく、節税のため法人化しているのですが、こちらは制度などもまだまだわからなく、苦戦することが多いです。
一応、職場と契約している税理士さんがいるので、相談に乗ってもらうことが多いですね。

-お金を稼げば稼ぐほど、税金も高くなりますよね。

Nさん
そうなんですよ。法人化して税金は安くなったとはいえ、年収1100万稼いでも、300万以上は税金にもっていかれます。
以前、働いていた職場の年収分を、税金で払っていると考えると、虚しくなることもありますね。
俺は税金のために仕事をしているのかって感じです。

給料を上げるステップアップなどについて教えてください。

-若手の理学療法士に向けて、年収を上げるコツについてアドバイスをお願いします。

Nさん
一つの考えにとらわれすぎない、ということが大切だと思います。
僕がPTになった当時は、「入職したら3年は働かなければいけない」「スキルがないと転職できない」という話を聞きました。
たしかに同じ職場で長く働くほど「簡単に辞めない人」「忍耐強い人」という評価がもらいやすくなると思います。
信頼感ももらいやすくなると思いますし、これは転職や採用試験でも絶対に有利になると思います。
でも、3年も働く決まりなんてないし、良い職場があったり、好きなこと、勉強したいことがあれば、積極的に転職すればいい。周りの考えにとらわれすぎないことが大切ですね。
自分の理想にあった完璧な職場なんてないと思います。
でも職場への不満、給料への不満、人間関係への不満みたいなものは、職場を変えるだけで簡単に変えることができます。

-なるほど。転職から得られることも多いんですね。

Nさん
そうですね。給料も変わりますけど、人間関係がガラっと変わることも大きいと思います。たぶん小さな病院のようなところで働いていたら、声をかけてくれた上司とも出会っていなかったです。今の職場で働くチャンスもつかめなかったと思います。
僕の給料は一般的なPTより高いですけど、尊敬できる上司と働ける今の環境は、1000万以上の価値があると思っています。それくらい人間関係って大切だと感じます。

-人間関係も大切ですよね。

Nさん
後、僕がこんなことを言うのも良くないですけど、お金のことばかり気にするのもよくないと思います。リハビリ業界って年収も上がりにくいし、将来が期待できない、って言われているので、どうしても不安になる人が多いと思うんですよね。中にはマルチ商法にハマるPT、OTも結構多くて、理学療法士協会でも「マルチ商法に気を付けてください」というアナウンスがあったのは有名ですよね。
でも先が見えないからこそ、自分の強みを身につける努力をすれば、決して将来が暗いなんてことはないと思いますよ。

-強みっていうのは、Nさんで言うと徒手療法みたいな感じでしょうか。

Nさん
そうですね、僕の場合だと徒手療法、あと運動器リハの知識とかスキルでしょうか。でも、まだまだ不十分だと感じています。
人によっては、小児分野のリハや、脳卒中分野を突き詰めてもいいと思います。
他には「英語」や「パソコン」が得意なセラピストがいても良いのではないでしょうか。
東南アジアでは、これから高齢化社会に入ると聞くので、日本のPT、OTの技術がこれから必要になるという話も聞きます。
パソコンに疎いセラピストは多いので、「パソコンなら俺に任せろ!」っていうPTがいたら、他のセラピストと差別化できますし。

-他の人にはない技術や知識を身につけることが大切なんですね。
でも、そのスキルとかは、必ずしもリハビリに関連したことじゃなくてもいいってことですよね。
最後に今後はどんな理学療法士になりたいのか、将来の展望を教えてください。

Nさん
将来的には、僕も起業して独立したいなと考えています。今のようなジムやサロンなのか、訪問リハビリなのかは考え中ですが。独立するためには、経営のことやマネージメントのこと、コーチングなども勉強しなければいけないので、まだまだ課題は山積みです。
僕が上司を尊敬しているように、僕も後輩や他の人から尊敬されるようなPTになりたいですね。

まとめ:経験を積みながら転職することが給料を上げるコツ

今回は、年収1000万の理学療法士さんから貴重なお話を聞くことができました。

とはいえ、いきなり月収100万、年収1000万を目指すのは難しいかもしれません。

インタビューできたNさんからも「運が良かった」というお話があり、

  • 人とのめぐり逢いやタイミング

も重要だと感じました。

そしてチャンスが流れてきた時に、そのチャンスを逃さないために、ある程度の臨床経験やスキルが必要になります。

しかし、

でも経験年数も低いし、勉強だって得意じゃない…

私、自信のある技術だってない…

という人もいるかもしれません。

そんな人は、まず臨床経験の場数を積むのではどうでしょうか。

「急性期から回復期に移る」
「総合病院から慢性期分野に移る」

といったように、働くフィールドを変えるだけでも、大きな経験になります。

なにより「今より5万円給料が高い職場」「今より年収が50万円高い職場」「今より人間関係が穏やかな職場」と出会うことはそこまで難しくありません。

年収アップが期待できないなら、なおさら積極的に転職をして今より待遇の良い職場を見つけましょう。

ホシノ
「急がば回れ」という言葉があるように、コツコツとキャリアを積んでいくことが大切ですね

Nさんも転職サービスを使っていたように、現在は転職も難しくありません。

ぜひ転職にチャレンジして、今よりワンランク上の生活を手にいれましょう!

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