新人セラピスト 転職術

新人PTOTが失敗せずに理想の職場へ転職するコツ【方法論】

この記事はこんな人に向けて書いています。


まだ新人だけど、今の職場を辞めたい…。でも転職って本当にできるのかな?

理学療法士、作業療法士になって1~3年目で「もう仕事を辞めたい」と思う人は、少なくありません。

しかしいざ仕事を辞めようと思っても、行動に移せる人はほとんどいません。

「本当に辞めて大丈夫なのだろうか?」
「3年間は働いたほうがいいって言うし…」
「1年目なのに自分を雇ってくれる職場なんてあるの?」

など、不安を上げたらキリがない。

でも新人(1~3年目)のうちから退職を考えて、実際に転職を決める人はたくさんいます

実はコメディカル業界の中でも、リハビリ職の転職率は際立っています。

新人のうちから転職するのは、少なくないんです。

この記事でわかること

  • 新人セラピストの転職は、「よくある」ということ
  • 新人セラピストが転職を成功させる考え方
  • 理想の職場を見つける方法

僕も新人の頃は、何度も「もうこんな職場を辞めてやる!」と思っていました。

結果的には4年目で退職→転職したのですが、今思えばもうすこし早く辞めれば良かったと、後悔もあります。

ぜひ後悔が残らないように、自分の将来を考えてほしい。

そんな思いでこの記事を書きました。

現状に不満のある新人さんはぜひ、参考にてしてくださいね!

なぜ新人PTOTは仕事を辞めたくなるのか?

そもそも、なぜセラピストは仕事を辞めたくなるのか。

主な退職理由と、その割合は以下になります。

1.今の職場を紹介された(25.1%)
2.職場に魅力がない(20.4%)
3.地元に戻るため(20.2%)
4.職場の人間関係(18.9%)
5.給料が安い(12.3%)
6.精神的にきつい(11.3%)

(参考:理学療法白書(2016)より)

退職理由を見るとわかるように、「魅力がない」「人間関係」「お金が安い」「きつい」といったネガティブな理由が挙げられます。

これは実際に「仕事を辞めた人」の退職理由になります。

しかし退職をせず、「これらを感じたことがある」という人も含めれば、もっと多いはず。

そのため「現状に不満はある」というセラピストは新人もベテランも、大勢いるのです。

看護師と比べてもリハビリ業界の離職率は高い

そもそもリハビリ業界の離職率ってかなり高いんですよね。

具体的な数字を上げると

  • 医療機関では、10.2%
  • 介護福祉施設では、18.2%

(参考:第2回 理学療法士・作業療法士需給分科会より)

という統計データがあります。

一般職の離職率は9.2%というデータがあり、一般職と比べても離職率の高さが目立っています。

ホシノ
介護福祉施設は、辞める人が多いですよね。それだけ不満を持つ人がたくさんいるんです…

「じゃあ隣の看護師業界は?」というと、

「看護師業界は、辞める人が多くて問題になっている」

という話もちらほら聞きますが、リハビリ業界とそこまで差がないことがわかります。

つまり、リハビリ業界は離職率が高く

  • 短期間で辞める人が多い

と言えますよね。

ホシノ
時間外労働(残業)の多さも、退職を考える原因の1つと言われています

新人セラピストの16.5%は退職経験がある

でも本当に新人のうちから辞める人なんているの?

新人のうちから退職する人ってどれくらいいるの?

と思われるかもしれません。

上記でお話した離職率は、世代・年齢をまとめたデータです。

しかし、新人(21~25歳)に絞れば、

  • 16.5%

の理学療法士が、退職経験ありと答えています。
(参考:日本理学療法士協会:理学療法白書2016より)

21~25歳といえば、臨床に出て1~2年目ほど。

まだ右も左もわからないような状態で、退職を決意する人がかなり多いんです!

ホシノ
新人さんの退職率を調べていくと、リハビリ業過の闇を感じます

また新人看護師の離職率は、7.6%ほど。

看護師業界では度々問題になっており、看護師協会もなんとかしたいという思いがあるようです。

リハビリ業界の離職率は、もっと問題になっていいはずが、「もっと質を上げよう!」「スキルをあげよう!」と、セラピストの働き方や待遇は二の次になっているような気がしてなりません。

ホシノ
業界全体で働き方を変える必要があると思います

新人PTOTでも転職に成功させるための5つのコツ

辞めてしまう新人セラピストが多く、離職率が高いことをお話してきました。

つまり

  • 仕事の働き方

に不満を持っている人が多いということ。

「今の職場が合わない」と感じている人が大勢いることになります。

そのためぼんやりと転職活活動していると、理想の職場や、肌に合う職場はなかなか見つかりません。

新人PTOTが転職を成功させるためには、以下の5点を考えることが鍵となります。

  1. 転職を成功させるためには、
  2. 退職→転職までの流れを説明できるか
  3. 3年後、5年後にどんなセラピストになりたいか
  4. 同世代のスタッフはいるか
  5. 風通しが良いか

それぞれ簡単に解説していきます。

1.退職→転職までの流れを説明できるか

転職の面接では「なぜ前の職場を辞めたのか」と聞かれることが一般的。

新人さんの転職活動だと、より聞かれる質問です。

その際、面接官が納得できるような答えを、用意しておくことが必要になります。

たとえば

急性期で一日10人、15人と患者さんを担当することがあった。
勉強になることも多かったが、自分の理想としていたリハビリとは違かった。
もっと1人の患者さんとゆっくりと向き合いたい、と思って回復期病院を志望した。

というように、退職を決意してから、転職するまでのストーリーが大切です。

このストーリーに深く納得してもらえると、採用担当に印象に残りやすくなります。

2.3年後、5年後にどんなセラピストになりたいか

1~2年で辞めると、転職先からは「次も早く辞めるのでは?」と思われることが多いです。

さらに

「将来のことをあまり考えていないのでは?」
「衝動的な人間なのでは?」

と、ネガティブな印象を持ってしまう採用担当も少なくありません。

転職面接では、この考えを払拭するために、

  • 将来的にどんなセラピストになりたいのか

をキチンと説明することが大切。

「なんだか、難しそう…」と思われるかもしれないけど、自分なりの考えで良いと思います。

「目の前の患者さんから、信頼されるようなPTになりたい。」
「運動器リハが好きなので、勉強会に参加して、資格を取りたい」

などなんでも良いです。

面接官に「前の職場を短期間で辞めてるけど、今度は長く働いてくれそう」と思わせることが、重要になります。

ホシノ
早く辞められてしまうと、教育にかける時間や労力がムダになってしまうので、できるだけ長く働いてほしいというのが、職場の声です

3.同世代のスタッフはいるか

同年代のスタッフがいるかどうかは、とても大切!

たとえば転職先が経験年数10年目のベテランばかりで、そんな職場に自分が飛び込んでいく。

となると、メンタル的にもやられる可能性が高いです。。んとなく話も合わなそう。

なので

  • 自分と同じくらいの年齢層、経験年数の人がいる

というのは、重要な指標です。

同世代のスタッフがいると、困ったときには相談もできます。愚痴だって共有できます。

「平均年齢はどれくらいですか?」
「新人さんはいますか?」

といった質問で確認することができるので、ぜひ聞いてみましょう。

4.風通しが良いか

誰でも、職場の人間関係が良いところで働きたいと思います。

しかし風通しの良さ、人間関係ってなかなか見えてこない。

求人情報で「風通しの良い職場です♪」と記載があっても、本当にそうなのかはわかりません。

そのため、

  • 病院見学、職場見学

は必須です。

他にも

「飲み会は多いのか?」
「他の職種との交流があるのか?」

といった質問で察することができます。「人間関係はいいですか?」とストレートに聞いても、いいと思います。

上記でお話したように、人間関係の悪さは、仕事を辞める原因として上位です(第4位 18.9%)

ホシノ
転職先で満足した働き方を得るためにも、風通しの良さはとても大切!

5.教育体制が整っているか

新人さんであれば、「教育体制が整っているところがいいな…」と思うのは自然なこと。

職場によっては、OJTを利用したり、マンツーマンで指導する病院もあります。

一方で、「自分で学べ」という無法地帯もちらほらあります。

新人さんの中には「経験も浅いから不安」という方もいると思います。

その場合は、教育体制が充実できる職場のほうが、満足した働き方ができると思います。

「教育体制は整っていますか?」
「勉強会は多いですか?」

といった質問で確認しましょう!

転職が初めてなら転職サポートを利用しよう

転職の流れをまとめるとこんな感じです。

  1. 転職する時期を決める
  2. 希望する分野(病院、施設など)、条件を決める
  3. 求人を探す
  4. 給料や人間関係などの情報収集
  5. 職場・病院見学
  6. 待遇などの相談
  7. 履歴書、職務経歴書の作成
  8. 試験、面接の申し込み
  9. 面接の日程調整

自分一人でこれをやるのは、かなり大変です。はっきり言ってダルいです…

これをやりつつ、今働いている職場で

「辞めることをいつ言い出せばいいのかな」
「なんて言って辞めよう」

といろいろ考えて、頭の中はもうパニック寸前。「俺はどうすればいいんだよ…」ってなります。

この面倒くささ、精神的な負担から、「まぁこの病院でいいか」と転職先を妥協してしまう人が絶えません。

せっかくの転職。自分の人生、キャリアにも大きく刻まれます。

転職するなら、必ず理想的な職場をつかみとりましょう。

そこでオススメしたいのが、転職サポート(転職サービス)です。

転職サポートは、時間がなく、精神的にも余裕のないあなたのため、転職を支援してくれるというサービスです。

リハビリ転職サービスを利用する3のメリット

転職サービス?なんか登録するのが面倒そう…
たくさん電話とかかかってくるんじゃないの?

と思っていませんか?大丈夫です、僕もそう思ってました。

でも、登録は2~3分ほどで完了。押し売りみたいな電話も、そんなにありません(電話してこないで、と言えば、まずこないです)

なにより実際に使ってみると、ものすごい便利です。

転職サービスを使ってみて感じた、3つのメリットをお話します

メリット1.仕事に追われていて時間がない時にも転職活動ができる

日々の業務に追われて、家に帰ったら即ベッドにダイブ…

「家に帰ったら、求人探さなきゃ…」と思っていたけど、明日からやればいいか。

こんな風にダラダラと先延ばししてしまうことが、僕はありました。

仕事の疲れや、時間のなさに追われている人は多いのではないでしょうか。

しかし転職サービスは、自分が疲れているときでも、求人を見つけたり、書類作りのお手伝いをしてくます。

たとえば「通勤時間30分圏内で、給与は月28万以上、福利厚生が充実しているところがいい」と条件を出すと、1度に4~5つの候補を出してくれます。

その中から、「Aがいい」「Bがいい」と言うだけ。どれも合わなかったら「全部合いません…」と断ってもいいです。

その場合は、再び条件に合った職場を探してくれるので、基本的にはこちらは

  • 待つだけ

です。

ホシノ
転職活動なのに、待っているだけなので、変な感じです

せっかく候補を5、6個出してくれたのに、全部断ると、すこしだけ申し訳なくなります。

でも、自分の将来のため。

転職活動中はワガママでいましょう!

メリット2.待遇や条件の交渉をしてくれる

自分で求人を探していると

「給与:相談をした上で当院規定により支給します」

という文面を見かけることがあります

ようするに、「給与はお互い話し合って決めるよ」ということなんですが、僕はこれがすごい苦手です。

ホシノ
雇ってもらう立場なのに、お金の希望をしていいの?

って思うこともありました。

転職サービスでは、給与交渉といった自分がやりにくいことも、代わりに行ってくれます。

「向こうは○○円を希望しているんですけど、ホシノさんはどうですか?」

と聞かれたら、「もうちょっと給与が高いといいですね。△△円以上は欲しいです」と伝えればOKです。

他にも、

  • 年間休日日数の確認
  • 有給はとりやすいか
  • 有給消化率はどれくらいなのか

など、聞きにくい質問もたくさんすることができました。

ホシノ
僕は、給与の交渉を担当者さんにやってもらい、当初の提示額よりもかなり高くなりました。

メリット3.将来のことを一緒に考えてくれる

転職する時って「とにかく今の職場を辞めたい」「上司が嫌いすぎる」「毎日辛い」といった気持ちで、転職を決意することがあります。

しかし「ただ辞めたい」という気持ちだと、転職は成功しません。

転職先にも「なんで前の職場を辞めたの?」というのは、定番の質問。

これに対して納得できるような答えが返せないと、採用ももらえません。

そして、納得してもらうためには、

  • どんな風に働きたいのか
  • 将来どんなセラピストになりたいのか

というのをはっきりさせておく必要があります。

これが中々難しくて、いきなり将来のことを言われても、ぼんやりとしている状態では、ピンときません。

でも、大丈夫です。

転職サイトを利用すると、担当者がどのような働き方をしたいのか一緒に考えてくれます。

そして

  • 転職先が求めるビジョンはなにか

をしっかりと聞きだしてくれます。

ホシノ
「俺って将来なにやりたいんだろう」としか考えていませんでした。担当者の方と一緒に考えることができたのは、貴重だなと思いました

僕が利用したリハビリ転職サイト3つを紹介

僕は転職活動を始めた時に、3つの転職サイトに登録しました。

1つのサイトに登録するよりも、3つに登録したほうが情報量も3倍。

理想的な職場と出会える可能性も高くなるのでは?と思ったからです(安直な考えですいません)

また実際に使ってみてわかったのですが、

  • サイトの使いやすさ
  • 担当者さんの対応の良さ
  • 裏情報の教えてやすさ

などが、どのサイトも微妙に違います。

特に「担当者との相性」は、人によっては良い、悪いがあります。

そこで「良いサイト」「悪いサイト」と判断が別れてしまうかもしれません。

なので「合わないな~」と思ったら、無理して使わず、自分に合った転職サービスを使って、転職活動をするのが、効率的だと思います。

ホシノ
僕は一時期、6個のサイトに登録していました。
ホシノ
でも入ってくる情報量が多すぎると、取捨選択に疲れてしまうので、3つくらいがベターかなと思います

さてさて、僕が実際に使った転職サイトをご紹介します

1.PTOT人材バンク

実際に僕が転職を決めたのも、PTOT人材バンクです。

「自宅から30分圏内、年間休日日数は120日以上、給与は規定よりプラス○円、さらに風通しも良い」

と、かなりワガママ(無茶)な条件を出したのにも関わらず、希望に合う職場を見つけてくれました。

本当に感謝しかありません!

実際に使ってみた流れは、こちらの記事でもまとめています。

対応も丁寧で、基本的にはメールが中心です。

たまに電話することもありましたが、

「電話だと対応できないこともあるし、なるべくメールでやりとりしたい」

と、こちらの要望にも対応して頂きました。

また、あまり表には出ていない内部情報も細かく教えてくれます。

ホシノ
求人は出ていないけど、あの職場に興味がある、という時でも、親切に裏話を教えてくれました

初めて転職する理学療法士、作業療法士さんには特にオススメする転職サービスです!

2.マイナビコメディカル

大手転職サイトのマイナビが運営しています。

転職企業の最大手ということもあり、求人情報の量は圧倒的。

ただし、情報量だけではなく、担当者さんもとても気さくで、優しい方でした。

また履歴書、職務経歴書のテンプレも使いやすくて、添削も丁寧です。

残念ながら、提示していただいた求人先に、転職はしませんでした。

しかしたくさんの求人情報を提示してくれたことに対して、感謝しかありません。

大手ですので、転職をするなら登録しておいて損はないはずです。

3.メディカル・コンシェルジュ【MC介護のお仕事】

もともとは、介護・福祉分野の転職支援を行っていたサービスです。

そのためか、内部情報を教えてくれる時も

「この職場は、介護士さんの離職率が異常に高いので裏がありそうです」

別の職種から見た情報をもらえることが多いです。

また福祉分野の転職支援を行っていたためか、在宅・施設分野の情報量はかなり多め。

老健や施設、訪問分野でチャレンジしてみたい方には、特にオススメです。

登録する際は、資格を「その他」に設定して登録しましょう。

まとめ:転職を成功させるには一人で頑張りすぎないこと

初めての転職には、不安がつきものです。

それに「今の職場を退職する」という大きなプレッシャーもあります。

そんな不安とプレッシャーの間で、転職活動をするのはやっぱり大変。

自分一人でやっていると「もうしんどい…まじ無理…」ってなることも多いです。

転職サイトは、基本的にお金もかかりません。

「なにかタメになる話を教えて」みたいに些細な相談にも乗ってくれます。

それにぼんやりと、求人情報を見ていると、なんだか元気が湧いてくるもの。

「今の職場を辞めたい…」「もうつらい…」

と悩んでいる時に、「こんなに職場があるんだ」と思えると、自分が働ける場所は、ここではないかもしれない、と思えるようになります。

ぜひ転職サイトを上手に使って、理想の働き方を手に入れましょう。

応援しています(^^)!

病院選びを失敗したくないなら

「次に働く場所は、人間関係が良くて、楽しくリハビリできるところがいいな」
「サービス残業はなくて、プライベートをもっと充実させたい!」
と考えるなら、大手の転職サポートサービスをオススメします。

なぜならハローワークや求人誌、有名ではない転職サイトだと、圧倒的に求人情報の量で劣るからです。
くわえて職場の裏側の情報にも詳しいサポーターもいるので、ブラック病院を回避できる可能性が高いです。

こちらのわかがまな条件を通しやすくて、給与交渉もしてくれるので、「自分の意見を強く言うのが苦手…」という方は活用しましょう。

それに転職にした方の成功談、失敗談も事前にわかります。

「転職したけど後悔した…」

と失敗しないように、職場探しは情報を集めることがなにより大切です。

※一般には公開されていないクローズドの求人もあります。複数のサービスに登録すると、選択肢が広がります。

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