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医療系コラム

理学療法士の給料が安いのはなぜ?簡単に年収を上げる3つの方法。

2018年4月8日

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリ職は、養成校も最近増えて、人気の高い職業と言えます。

 

特にここ数年、理学療法士の養成校は乱立し、1年間で1万人のPTが誕生するほど、急増しています。

これだけ養成校も増えて、PT、OTの数が増えると、世間のニーズも高い、と思われそうですが、現実はそうじゃないですよね。

 

私もPTを始めて8年ほど経ちますが、初任給はそんなに悪くなかったです。

でも、昇給率がかなり悪く、サービス残業もかなり多いです。

 

30歳を迎えた頃、別の職業の友達と給料の話をしていても、自分の給料が低くて、劣等感をハンパなく感じることも多いです。

ただ、PTや医療関係の仕事は、国の法律や医療制度の影響を受けているので、そんなに急激な給料アップや、昇給は現状では難しい。

 

じゃあ、給料アップはもう望めないの?

手取り20万で一生暮らしていかなきゃいけないの?

 

と言われたら、答えはNOです!

 

医療職、というのは、病院や施設という狭い空間で生きているので、どうしても考えや視野が狭くなってしまうことはよくあります。

 

しかし、世間のもっと広い分野に目を向けると、自分の年収を120万円上げる方法だってあります。

 

実際、私もPT5年目の時に、いろいろなことがあり、年収を100万円以上上げることができました。

 

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理学療法士の給料が安い理由は5つの要因がある。

さて、理学療法士の一般的な初任給は、平均23.5万円と言われています(手取りだともうちょい少ない)

東京に住んでいる私の場合、病院務めだった時の初任給は、手当てなど含めて25万ほどでした(手取り20万くらい)

 

また理学療法士の平均年齢はおよそ31歳。

この31歳での平均年収は397万と報告されています。

 

30歳代の日本人の平均年収は392万であり、PTの年収はそこまで一般的な年収と大差はないです。

しかし、理学療法士含め、リハビリ職は給与面で圧倒的に世間で劣っているんです。

リハビリ職の時点で、給料面に関しては負け組と過言ではありません!

 

PTの30代での給与面はそこまで悪くないですが、問題は昇給額。

 

理学療法士の場合、20~24歳から、45~49歳まで約170万昇給します。

ただ一般的な平均では、20~24際から、45~49の期間で、約240万円昇給します。

 

(参考:賃金構造基本統計調査)

上記のグラフみても、どちらが昇給の傾きが大きいかは、一目瞭然だと思います。

 

加えて、男性の場合、国民平均では、360万の上昇と昇給額も大きいのです。。

しかし、理学療法士はその半額にも満たない約170万円の昇給しか見込めない。

 

もしかすると、後、5年、10年経ったら、この約170万の昇給も期待できない可能性は高いと私は思います。

なぜなら医療費や介護費が国の財政を大きく圧迫していることは有名であり、今後、高齢者増加に伴う医療費削減は、簡単に予想できます。

 

「今の給料が良くても、数年後はどうなるかわからない。
でも、今は生活できているから、とりあえず何もしないで様子を見てみる。」

 

こういった調子で、いつかくる未来のことを、他人ごとだと構えていませんか?

では、30代、40代の時にお金のことでかなり苦労するかもしれませんね。

 

何度も言いますが、リハビリ職という時点で、世間の中では給料は負け組です。

 

さて、なぜこんなにも理学療法士やリハビリ職の給料は低いのでしょうか?

原因は4つあります。

 

原因①、療法士の数の増加

リハビリの養成校は近年増加傾向であり、年間1万人の理学療法士が誕生しています。

 

20年前までは、年間2000人のPTしか誕生しませんでしたが、平成29年度では、12388人のPTが誕生していますす。

合格者数総数PT
平成29年12,388151,591
平成28年9,272139,203
平成27年9,952129,931
平成26年9,315119,979

(参考:http://www.japanpt.or.jp/about/data/statistics/)

 

国の医療費や財源に、理学療法士やリハビリ職の給料は頼っているので、理学療法士の人数も増えてしまえば、それだけ国の財政も圧迫してしまいます。

国は医療費を抑えようとしていますし、これではいつまで経っても、給料は上がらないですね。

 

また、これだけ人数が多いと、専門性や資格としての価値が低下しているのでは、といった声もあります。

実際、人数が増えてしまったあまりに、理学療法士協会では、「理学療法の質」という問題が近年議論を呼んでいます。

 

2021年頃を目安に、現行の理学療法士協会の制度が変わる方向で動いています。

協会では、認定理学療法士、専門理学療法士といった資格を設けていましたが、新制度に「登録理学療法士」という制度を作る流れで、今動いているようです。

 

この登録理学療法士は、簡単に言えば免許更新制度みたいなもので、理学療法士間で、スキルのある人、ない人の差別化を図る目的や、PTの質を落とさないようにする目的があります。

 

制度を変えなければいけないほど、理学療法士の人数の増加は問題になっていますね。

 

原因②、リハビリの給料は法律の縛りを受けている。

リハに限らず、医療職の給料というのは、国の法律による影響を受けています。

 

リハビリの場合、病院で患者さんのリハビリをする時に、算定をとりますよね。

急性期病院の場合、運動器、脳血、呼吸、心大、廃用といった算定をとると思いますが、これらの算定料金は一律決まっています。

 

  • 1単位(20分間)当たりの金額が決まっていること。
  • 1日24単位が上限であること

 

これらを考えると、PT1人あたりの売上金額も、大体どの均一になっていきます。

そのため、法律が変わらない限り、リハビリの給料は中々上がらないんです!

 

また、個人的に思うのが、リハの内容とそれに対する料金ですね。

例えば、脳出血で麻痺が重くて、歩かせるのもすごい大変!介助量もめっちゃ大きい人のリハビリ!

これに対して、歩行もADLもほぼ自立レベルの脳梗塞の方へのリハビリ!

 

どちらも脳血という括りの算定になるので、リハビリの料金は同じになりますが、冷静に考えれば、これってちょっと変だな、って思います。

人によっては、2名、3名のマンパワーを使って、離床したり、歩くこともありますが、一回のリハビリ金額が他の人と同じ、というのは、ちょっと腑に落ちないところがあります。

 

原因③、1単位の縛りで給料が上げられないでいる。

上記ですこしお話しましたが、もうすこし突っ込んで話してみます。

 

リハビリの場合、1単位20分で勘定を取ります。

ただ、1人の理学療法士が、1日で算定できる単位は24単位と上限がある上に、1回のリハビリで最低でも20分は行うという縛りがあるんです。

 

ドクターであれば、スキルや知識、経験により、1日に外来診察で診れる人数も増やすことができます。

つまり、ドクターの場合、力量次第で、売り上げを増やすことができます。

 

これに対して、リハビリの場合、国の縛りによって、売上の限界量が決まっているんです。

これがかなり厄介でして、リハビリの給料にも影響を与えていますが、リハビリ職のモチベーションの低下にも影響を与えているんじゃないか、と思うんです。

 

仮にこういった24単位の縛りなどがなかった場合、

「よっしゃ!この間の研修会、費用が高ったけど、めっちゃ勉強になったし、スキルも身に付いたわ!その分、今日は新しい技術も使って、たくさん稼いだろ!」

と思って、勉強に励む人も絶対いると思うんですよね。

 

また、1単位20分も縛りもなければ、もっと大勢の患者さんを診ることができますね。

 

原因④、資格の認知度の低さ。

リハビリという単語はみんな知っていますが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったワードになると、途端に認知度が低くなります。

病院では、いろいろな職業の方がいます。

医師や看護師は有名ですが、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学士といった様々な人います。

 

一般の人に「理学療法士ってどんな職業だと思う?」って聞いたら、「知ってる!介護するんでしょ!」みたいな悲しい答えが返ってくることも結構あります。

そうです、世間の認知度はこんなもので、リハビリ=介護士というような誤った認識を持っている人も結構多いんです。

 

リハビリの資格の認知度がもうすこし上り、世間の方がリハビリに対して関心がいくようになれば、給料含めて、現在のリハビリの体制もちょっと変わるのかな…と淡い期待があります。

個人的には、リハビリ職が主人公のドラマをやったら、ちょっとおもしろいんじゃないかと思います。

 

ドクターが主人公のドラマはたくさんありますし、看護師が主人公のドラマでは、ナースのお仕事が有名ですよね。

じゃあ、リハビリは?というとあまり出てこない、というかなにも出てこないんじゃないかな。

 

ともあれ、ドラマや何らかのメディアを通して、リハビリ職が世間に浸透すれば、もうちょい現状が変わるのでは、という期待がわずかにあります。

 

原因⑤、スキルが評価されにくい。

PT、OT、ST含め、リハビリの仕事は、患者さん、利用者さんの身体機能の向上、もっとわかりやすく言えば、生活の中でできることを増やしたりすることですよね。

そのために、足の力をつけたり、歩いたり、運動するといったリハビリをするのですが、非常にこれが評価されにくい。

 

というのも、理学療法士やリハビリ職は、体を動かすことが仕事、というように、肉体的な労働をイメージされますが、実際はかなり知的労働が多いです。

 

患者さんがなぜ歩けないのか。

 

ということを頭の中で試行錯誤し、考え抜いた結果、足の運動であったり、立ち上がる運動を選択するのですが、客観的にみたら、この思考サイクルや、知的労働は目に見えないので、客観的に評価しにくい、という面があります。

そのため、自分の行った思考サイクルを評価してもらうために、研究をしたり、論文を書くこともあります。

 

リハビリの中で行ったことが、客観的に見て、データとしてわかりやすく評価できれば、もっとリハビリの専門性も高めることができますし、給料にも影響を与えることができるのでは、と思います。

 

実際、良い論文、研究は毎年発表されていますが、国の方針1つで、リハビリ職全員が影響を受けてしまので、国次第とも言えますね…。

 

理学療法士の年収を上げる方法ってないの?

リハビリの給料は国の方針により、中々上がりづらい、ということをお話してきました。

 

じゃあ、給料は上がらないの?

 

と聞かれると、今よりも年収を増やすことは可能です。

具体的な方法を3つご紹介します。

 

方法①起業する。

最近では、訪問リハビリの事業所やジムを立ち上がる理学療法士もいます。

起業してから経営が上手く行けば、今よりもっと給料をもらえるかもしれません。

 

それどころか、休日数や労働条件も自分で設定できる、という大きなメリットがあります。

ただ、起業や開業では、経営としての知識も必要ですし、失敗すれば借金を背負うリスクもあります。

 

起業は大きな夢がありますが、その分リスクもあるので、しっかり勉強して対策をしましょう。

独立に関しては、こちらの本がオススメです。

方法②転職する。

転職で年収を大きくアップすることは可能です。

 

私が理学療法士になった時、比較的大きな病院に就職しました。

そこから5年間働きましたが、1年目の時の給料は手取りで20万円でした。

 

5年目で退職する時には、21万になっていましたが、年に2000円の微々たる昇給しかできなく、悔しい思いをした思い出があります。

転職して訪問看護ステーションで訪問リハビリとして働いてからは、手取り32万円と大きく給料を伸ばすことができ、訪問リハは熱い!と思いましたね(笑)

 

今の職場の給料が低くて不満がある!もっとお金が欲しい!

 

というのであれば、別の職場での転職をオススメしますね。

 

私が転職して給料を増やせたのは、PT/OT人材バンクがキッカケです。

 

給料が良い、休みが多い、待遇が良い、といった優良求人はやはり人気が高く、一般には公開していない求人もあります。

PT/OT人材バンクは求人数も多く、非公開求人も多いのでオススメです。

 

サイトに登録しておくと、自分の要望にあった求人情報がメールで送られてきますが、いざ転職する!となった時に、手元に目星となる求人があると、結構心強いです。

 

「転職して給料が下がった!職場の雰囲気も最悪」

というように、転職をして失敗した人も中にはいますが、こういった方は、求人情報のリサーチ不足。

 

仕事をやめよう!転職しよう!と思ってから、情報収集するのでは、ちょっと遅いです。

 

転職活動は求人情報のリサーチ量と、スピードがとにかく大事で、「そのうち登録しよう」「もうちょいしたら転職活動を始めよう」なんて思っていたら、オイシイ求人情報も、他の人に取られてしまいます。

早め早めから登録しておくことで、自分の要望にマッチした、優良求人と巡り合う確率も上がりますね。

 

方法③投資をする。

最後は投資ですね。

リハビリの仕事とはちょっと無縁ですが、投資も上手に使えば、今よりも年収をアップすることができます。

 

ただ、投資というと、

「なんか怖い…。負けたら借金するんでしょ?」
「ギャンブルってよく聞くけどそうなの?」

と言った声もあります。

 

実際、ギャンブル的にお金をつぎ込む人もいますが、これは、「投資」ではなく「投機」と呼ばれています。

 

本来、投資とは、「お金を増やす」ことよりも、「お金を減らさない」ことに重点を置いているので、正しいやり方で行えば、比較的、リスクを抑えた上で、きちんとお金を増やすことができます。

私のバイブルに、「積み立て投資でお金をふやす」があるのですが、この本は初心者にもわかりやすく投資を説明した、漫画形式の入門書なんです。

この本の中で、

 

お金がない人ほど投資はすべき!
20代、30代では積極的にすべき。40代、50代は投資は必須。70代以降はもう遅い。

 

と断言しています。

 

投資は早め早めからコツコツ行うことで、その恩恵を受けることができます。

と言っても、どんな風に投資を行っていけばいいかわからない!という人もいると思います。

 

こういった方は、ウェルスナビをオススメします。

ウェルスナビは、自分が入金した金額に応じて、全自動で投資を行ってくれるんです。

 

詳しく説明すると、ロボットアドバイザーが自動で、どんな株を買えばいいのか、なにに投資をすればいいのか、という初心者が悩むポイントを、全て自動で行ってくれるサービスです。自分の作業としては、お金を入金するだけ。後は、完全放置で、時間が立つのを待つだけです。

 

ロボットアドバイザーとは、簡単に言えば、AIのことで、人間の欲や感情に振り回されず、冷静に淡々と投資を行ってくれます。

 

銀行の貯金は、超低金利と言われていて、0.06%くらいです。100万円預けていても、600円ほどしかなりません。

これに対して、ウェルスナビで同じく100万預けていた場合、年間1万円、10万といったり利益も出すことができます。

 

「ちょっと興味はあるけど、なんか怖い」

と思った方は、できるだけリスクを抑えた設定で投資をすることができるので、初心者は低リスクから始めてみてはどうでしょうか。金額も10万からスタートでき、少額から本格的に投資を行うことができます。

 

転職などと比べると、大きな年収アップは望めませんが、銀行にお金を眠らしている人は、お金を増やすチャンスですよ。

まとめ

理学療法士の給料が安いのは、国の方針や財政によって影響を受けています。

手っ取り早く、給料を増やすためには、やはり転職がベターだと思います。

 

人によっては、理学療法士になる前の理想と、現実のギャップに落胆し、モチベーションが下がってしまう人もいます。

リハビリ職の今後としては、やはり業界全体の給料が上がる、というのは考えにくいです。

その上、リハビリの仕事は、知的労働がメインですが、体もハードに使いますし、腰痛や病気になりドロップアウトする人もいます。

 

そういった方は思い切って、一般職への転職も選択肢の1つとして入れるべきです。

医療職から一般職に移る、というのはすこし勇気が必要ですが、医療職や専門職以上に、様々な仕事、転職サイトがあるのも事実です。

 

特にDODAは求人数の豊富さで言えば、業界最王手ですので、こういった転職サイトを利用してみては、と思います。

 

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