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【実習に役立つ】理学療法士・作業療法士の学生にオススメの参考書6選!

この記事はこんな人に向けて書いています。

もうすぐに実習が始まるんだけど、実習に役立つ本が欲しい…!なにかオススメの本ってあるかな?

理学療法士や作業療法士を目指すうえで、避けては通れないのが「実習」です。

「リハビリの実習はしんどい」というのは有名な話でして、先輩方のつらい体験談を聞いたことがある人も多いでしょう。

評価実習はもちろん長期の総合実習では、数ヶ月も1人で知らない土地にいきます。

遠方にまで行って、レオパレスを借りて実習するような形態は、まさに武者修行。

さて、そんな実習を乗り越えるために必要なことは「準備」は不可欠になります。

ROMやMMT、トランスファーの練習など学生同士でやっておくのも効果的でしょう。

ただしいざ実習に出ると、目の前の患者さんの疾患の知識でわからないことだらけ…!

指導者の質問に答えられず、あたふたしてしまうことは少なくありません。

そんな時に実習に役立つ本を数冊持っていると、つらい実習もなんとか乗り越えられますよ。

この記事でわかること

  • 実習中に役に立つ参考書がわかる
  • 実習指導者としてオススメしたい本がわかる

参考までに、僕は理学療法士になって7年目。

学生のうちは、実習を失敗して留年し、総合実習を2回行った経験があります。

【実習落ちた】リハビリ実習に落ちて死にたくなった話と這い上がった話

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そんな僕でも、学生のケースバイザー、スーパーバイザーは普通にやっています。

指導する側にたったときに、学生さんにも紹介している本を交えて紹介しますよ!

【実習に役立つ】理学療法士・作業療法士の学生にオススメの参考書6選!

オススメ1.図解理学療法検査・測定ガイド

図解理学療法検査・測定ガイド

まずはこちら。通称「検査・測定ガイド」です。

名前の通り、検査方法や手順をまとめた1冊になります。

この本の特徴としては、なんといっても臨床で使う検査項目を網羅していること!

基本的な筋力検査はもちろんのこと、脳神経検査、姿勢反射、バランスといったように様々な検査方法がわかりやすくまとまっています

イラストが豊富な点も特徴的。

特に学生さんやPT、OT1年目だと、知らず知らずに誤った検査をしていることがあります。

たとえば測定中の代償動作に気づけなかったり、転倒リスクが高いにも関わらず平気で立位評価していたり…。

測定の段取りだけではなく、検査する際の注意点を「検査のコツ」としてあるので、学生さんにはぴったりです。

こんな人にオススメ

  • 実習自体がはじめての学生
  • 各検査・測定の手順に自信がない人
  • 患者さんを目の前にすると、緊張してパニックになる学生さん

内容の豊富さ ★★★★★

わかりやすさ ★★★☆☆

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オススメ2.臨床評価指標入門―適用と解釈のポイント

「検査・測定ガイド」と一緒に持っておくと心強いのが「臨床評価指標入門」です。

セラピストの「評価」には「客観的な判断」と「解釈」が大切です。

筋力であればMMTのような主観的な評価よりも、数値化できる「握力」が信頼性が高いでしょう。

ただし検査した結果を「なんとなく高い」「他の人よりも低いから、この人の筋力も弱っている」という解釈はリスキー。

学生さんにありがちです。

そんな時に頼りになるのが「臨床評価指標入門」になります。

たとえば「10m歩行が12秒だったんだけど、これってどうなの?歩行速度はどれくらい速くすればいいと思う?」と聞かれて、すぐに返答できますか?

検査結果を良いか悪いかを「解釈」する手助けになる本になります。

10m歩行だけではなく、TUGやバランス評価というように、よく行われる検査は一通り網羅しています。

「こういうデータがあるから、この人の歩行は遅い上に、さらに転倒リスクの可能生もある」というように自信を持って言うことができます。レポート作成の時には、非常に役に立ちますね。

こんな人にオススメ

  • 統合と解釈が苦手な学生さん
  • 検査結果を、目標設定に活かすことが苦手な人
  • レポート作成中に指導者から「引用文献とかなにかある?」と言われて悩んだことがある学生さん

内容の豊富さ ★★★★☆

わかりやすさ ★★★★☆

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オススメ3.3日間で行う理学療法臨床評価プランニング

続いてこちら。3日間で行う理学療法臨床評価プランニングです。

本の構成としては以下の通り。

たとえばパーキンソン病の方が症例の場合…

①評価前日に知っておきたい疾患の知識と、評価の流れ
(医学的な知識や、入手しておくべきカルテ情報など)

②評価1日目で、なるべくやっておきたい検査項目
(コミュニケーション能力やon off現状など)

③評価2日目で、抑えておきたい検査項目
(バランス能力や歩行能力など)

③評価3日目で、行うべき検査項目
(転倒やADL評価など)

といったような構成。まるで症例をもった学生さんに向けた本のような内容です。

このようにイラストも豊富。カラー印刷なので、読みやすさもバッチリです。

著者の狙いとしては「学生さんを持つ実習指導者に読んでほしい」という意図があるようで。

そのため検査が上手くいかない時のポイントや、指導者としての注意点が細かくまとまっています。

でも似たよう本って他にもあるんじゃない?

と聞かれそうですが、たしかに他の参考書にも「脳卒中だったら、こんな評価しよう!」みたいな本はたくさんあります。

しかし学生さんがつまづきやすいポイントを交えながら、わかりやすく紹介している本は、他にみたことがありません。

「MMTの結果に自信が持てない…そんな時は?」といった学生さんが抱えがちな疑問点も大丈夫。この本では適切な解釈を明示しています。

こんな人にオススメ

  • 評価実習、総合実習を控える学生さん
  • 「明日からこの人担当ね!」と言われて、すぐに評価できる自信がない方

内容の豊富さ ★★★☆☆

わかりやすさ ★★★★★

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オススメ4.ビジュアル実践リハシリーズ

「評価はなんとか乗り越えられそうだけど、治療プログラムが思い浮かばない…」

という学生さんには、「ビジュアル実践リハシリーズ」がオススメです。

「脳・神経編」「整形外科編」「呼吸・心臓編」と別れていまして、どれも良書です。

名前の通り、写真やイラストが豊富で、具体的なアプローチ方法などを図を交えてわかりやすくまとまっています。

また脳卒中の場合は「急性期」「回復期」「維持期」で評価やプログラムの優先順位が変わってきます。

たとえば「片麻痺のある脳梗塞の人」を症例に持った場合、急性期と回復期で、優先的にするべき評価を説明できますか?

このビジュアル実践リハ1冊があれば、実習を乗り越えられると言っても過言ではないと思います。

余談になりますが、「イラストが豊富」で「疾患の知識がまとまっている」という点で言えば、「病気が見えるシリーズ」にはかないません。

しかし、リハビリに必要な評価やプログラムも網羅している点では、絶対にこの本が使えます。

それだけ頼りになる1冊であり、僕も実習中の学生さんにオススメすることが多いです。

こんな人にオススメ

  • 疾患の知識に自信のない学生さん
  • 「明日から評価ね!」「治療プログラム立ててきてね!」と言われて自身のない人

内容の豊富さ ★★★★★

わかりやすさ ★★★★★

 

オススメ5.運動療法学―障害別アプローチの理論と実際

学校の教科書として使われていることが多い「運動療法学」です。

話は変わりますが、学生さんを持っているとこんなやりとりが頻繁にあります。

ホシノ
プログラムに筋力トレーニングって挙げてるけど、なんでするの?

この患者さんは、TKAで検査結果からも、大腿四頭筋が弱っています。なので筋トレを行います

ホシノ
そうなんだ。じゃあ、OKCとCKC、どっちがいい?

え?

ホシノ
具体的に何回やって、1日何セットやればいい?

実習指導であるあるのやりとりです 笑

別にイジメているわけではないのですが「どんな運動パターンを、何回やって、何セットをやるのか」というのは、PTになって7年目の今ですら迷うことが多いです。

ただし、これからセラピストになる学生さんにとっては、そんな運動療法の基礎と難しさを知っておきたいところ。

「運動療法学」で疾患別の運動療法とアプローチ法、また運動量の注意点なども、わかりやすくまとまっています。引用している文献も非常に多い。

運動療法に関しては、この一冊を持っていれば間違いありません。

余談ですが著者の市橋先生は京都大学の先生でして、この先生が出す参考書はわかりやすいものばかりです。

市橋先生が編集に関わってる本は、ハズレが少ないと感じています 笑

こんな人にオススメ

  • 運動療法の量や、パターンに悩んでいる学生さん
  • 「どれくらい運動すればいいの?」と聞かれてすぐに答えられない人

内容の豊富さ ★★★★★

わかりやすさ ★★★★☆

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オススメ6.理学療法 臨床実習サポートブック レポート作成に役立つ素材データ

最後はこちら、「臨床実習サポートブック」です。

はじめての実習は不安と緊張がつきもの。

「あの実習先はやばいらしい…」
「○○って病院にいくと、ほとんどの学生が落ちるらしい…」

そんな先輩からの噂を聞いて、ビクビクしている学生さんも多いです。

臨床実習サポートブックでは、著者が実習中に苦労した体験談を、わかりやすく漫画形式でまとめています

そのため「実習がはじめて!」という学生さんには、実習がどういうものかイメージがつきやすく、心構えもしやすいです。

「実習乗り越えこえられるかも!」という安心感がもらえるので、ぜひ実習前に一読しておきたいところ。

加えてレポートやレジュメも参考にできる点も魅力的です。

学校によっては「レジュメを先輩から後輩に託す」というのが通過儀礼になっています。

しかし中にはレポートを集められず、資料作りに苦しむ学生さんも後を絶ちません。

実習指導者側としても、

「レポートの作り方がわからない」
「どうやってレジュメを作っていいのかわからない」

という悩みはもらうことが多く、学生さんが抱えるあるあるなトラブルです。

「レポートの書き方」は指導者泣かせとして話題に上がることもあります…。学生さんも大変だけど、イチから教えるとなると指導者もマジで大変なんですよ…。

「臨床実習サポートブック」ではサンプル例として20症例近いレポート&レジュメを提示しています。

実習前にこんな良書が手に入るなんて、今の学生さんはホント恵まれています…!

こんな人にオススメ

  • 実習前で不安を感じている学生さん
  • レポートやレジュメの作り方がわからない人

内容の豊富さ ★★★★☆

わかりやすさ ★★★★★

まとめ:実習を乗り換えるには準備が不可欠。

上記の中で「どれが一番オススメなの?」と聞かれたら、人それぞれとしか言えません。

「検査の方法に自信がない…」
「患者さんを目の前にするとあがって、段取りよく検査できないんだよな…」

という方であれば、「検査測定ガイド」「理学療法臨床評価プランニング」は持っておいて損はありません。

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大学4年生や長期の臨床実習前だと、「疾患別のアプローチ方法をどれだけ知っているのか」という点も実習を乗り越える要素になると思います。

そのため「ビジュアル実践リハ」「運動療法学」はぜひ用意しておきたいところです。

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他にもオススメしたい本は山ほどありまして、PTであれば絶対に「歩行分析」「動作分析」の本は持っておきたいところ…!

特に歩行評価や歩行分析は、実習の山場とも言えます。

実習では「統合と解釈」が難しいと言われていますが、「歩行評価」はそれに匹敵すると僕は思います。

ゲッツ先生の「観察による歩行分析」や石井先生の「動作分析 臨床活用講座」はセラピストになってからも参考になる点が多いです。

「歩行分析」といえば「ペリー歩行分析」も有名ですが、ゲッツ先生のほうが値段も安いので学生さん向けかな、と思います。

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あとは地味に苦労するのがADL評価です。

実習指導者によっては

「バーセルインデックス?それよりも時代はFIMでしょ!」

というPT、OTは珍しくありません。さらにFIMの評価や点数のつけ方に対しては、厳しいスタッフも多いです…。

そしてFIMの点数のつけ方について、詳しくまとめている本はそれほど多くはありません。

その中でも「脳卒中の機能評価」はFIMの教科書とも言うべき参考書。

タイトルに「脳卒中」とありますが運動器疾患であろうと、COPDの人であろうと、どんな症例でも役立てることができるので、本棚に1冊あると頼りになります。

とまぁ、6選をオーバーしてしまいましたが(笑)、実習中を乗り越えるためには「準備」は欠かせません。

良書をいくつか用意しておくことは、実習を乗り越える秘訣ですよ。

実習指導者としても、臨床になってからでも使える良書を持っていたほうが話が進めやすいです。

指導者とのコミュニケーション作りも、実習を通過するためには大切になります。

ぜひ準備をきちんとして、実習を乗り越えましょう。準備が充実していると、実習が楽しくなりますよ。

他にも「今、実習でこんなことに困っているんだけど…」と悩んでいる学生さんは、お気軽にコメントくださいね。

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