リハビリ職をしていると、
「なんでこんなに給料が低いんだろう…」
「マイホームはおろか、結婚なんて難しいかも…」
と考えることありませんか?
実際、私も理学療法士をして7年目になりますが、1~5年目までは、ほとんど給料は変わりませんでした。
1年間で2000円というスズメの涙ほどの昇給しかしませんでした。
[st-kaiwa8]こんな昇給じゃあ、飲み会1回分にもならないよ!高校生のお小遣いすら、2000円以上はもらっているんじゃない?[/st-kaiwa8]
と当時は思ったものです。
確かに、理学療法士含めて、リハビリ職の給料は低い。
病院で働いているなら、なおさら手取り額の低さに落胆することも多いです。
中には、貯金額が0円の人や、給料の低さにマイホームや結婚を諦めている人もいると思います。
では、理学療法士が家を持つことが不可能なのか。
「結婚したい!できたら子供も2人欲しい!」という夢も諦めなければいけないのか。
というと、決してそんなことはありません。大丈夫です。
確かリハビリ職の給料は低く、勉強会貧乏になっている人もいるくらいです。
(勉強会貧乏=外部の勉強会に行きまくって、お金がない人)
1人暮らしであれば、なおさら貯金は難しいです。
でも、リハビリ職だからといって、家を持つこと、結婚すること、お金に困らないで生活することは不可能ではないのです。
私はあるキッカケで、貯金を大きく増やすことができましたし、給料も1.5倍にすることができましたよ!
理学療法士5年目の私の貯金は100万円でした。
さて、まずは私の貯金についてのお話から~。
社会人として働いていると、結構、友達の貯金額や、上司が給料どれくらいもらっているのか、と気になる人は多いです。
私が理学療法士として、5年目を終えた時点での貯金は、おそよ100万円でした。
また、その時の給料は、大体手取りで21万くらいだったと思います。
当時、私は都内の一般病院で働き、急性期+回復期が併設された病院で働いていました。
初任給は21万で、一般企業で働く友達と比べると、「ちょっと多いかな」くらいに思っていました。
でも、5年間働いたにも関わらず、ほとんど給料が上がらない、というのは流石に凹みましたね…。
[st-kaiwa8]毎日毎日、ICUで生きるか死ぬかわからないような人のリハをして、かなりしんどい。[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa8]ICU、HCUで仕事をする時は、特に緊張するし、プレッシャーもハンパない。[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa8]なのに手取り20万で、ほとんど給料が上がらないってどういうことおぉ!?[/st-kaiwa8]
とかなり疑問に思ったことがあります。
また、社会人になってから、一人暮らしを始めました。
1~5年は外部の研修に行きまくっていたこともあり、ほとんど貯金はできませんでした。
[st-kaiwa8]外部の研修も安くても1万円、教科書を買うにしても、5000円、1万円ざらです。[/st-kaiwa8]
そうなんです、PTはお金がいくらあっても足りないんです!
他にも友達と遊んだり、旅行に行ったりと、度重なる浪費も原因で、貯金はそこまでできませんでした。
反省ですね。
社会人の一般的な貯金額は300万円。
大手就職メディアや就職指南書の本を見ると、30代男性の社会人の平均貯金額は、300万ほどというデータがあります。
といっても、これは、平均貯金額。
貯金額がとんでもない額の人もいれば、ほぼゼロ円に近いくらいの人もいるようで、貯金額の中央値はもうすこし下がるようです。
[st-kaiwa8]中央値とは、数字を順番に並べていき、真ん中に位置する数字のことです。[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa8]貯金額が、1万、2万、3万、4万、100万の人がいたら、5人の貯金額の平均は、22万円ですが、中央値は3万円になりますね。[/st-kaiwa8]
実際、社会人3年目、5年目、10年目でも貯金額が0円というのはそこまで珍しいことではありません。
そういった方は、ネット上にごまんといます。
あなたの周りにもそういう人はいませんか?
リハビリ職の場合、給料が少ないにも関わらず、値段の高い教科書や参考書、外部への研修費などで、よけいな出費も多いです。
そのため、他の職業と比べると、貯金が溜まっていない人は、多いんじゃないかな、という感じがあります(私の体感になりますが)
貯金が0円というのは、当人にとっては、それほど問題に感じてはいないかもしれません。
また、周囲に貯金がない人がいると知って、安心しているかもしれません。
ただ、貯金が0円の人も、貯金が50万の人も、将来お金がいくら必要なるのか、ということを考えたことはあるでしょうか?
マイホームを購入するためには最低1000万円必要である。
あなたがマイホームをいつか購入したい、と考えていた場合、最低でも1000万円のお金が必要である、ということを知っておきましょう。
1000万円の内訳ですが、マイホームの購入の、頭金として200~300万円。
※30歳の男性で、年収が400万。地方にある3000万の物件を買う場合、頭金300万を用意したとして、月々の返済額が6.5万×35年ローンかかります。
またマイホームの前には、まず結婚が先だと思います。 その結婚費用として約600~700万。
結婚費用には、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
- 挙式に約300万
- 新生活の準備に約100万
- 新婚旅行に約50万
- 婚約指輪などに約100万
- その他諸費用で約50万
[/st-mybox]
と、600万近くお金がかかることがざらです。
マイホーム費用、結婚費用合わせて、1000万近くのお金が必要ということになります。
[st-kaiwa1]1000万円!?そんなにお金貯めれないし、手取り20万でどうやって1000万も貯金するのさ![/st-kaiwa1]
と考えてしまうかもしれません。
たしかにとんでもない金額。
手取り20万時代の私だったら、24時間フルタイムで働いて何とかってレベルです。
結婚にかかる費用、マイホームにかかる費用は1000万ほどかかります。
加えて、老後の60歳以降の生活費として、最低でも1000万近くと言われています。
どうでしょう?
結婚がしたい、家だって欲しい、老後もゆったりとのんびり暮らしたい、というのであれば、将来に向けて2000万の備えが必要です。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#00acff” bordercolor=”#5bcaff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]結婚もして、将来安心して生活するには、2000万円の貯金が必要。[/st-mybox]
もちろん今すぐ2000万円に向けて、貯金をしなければいけない、という訳ではありません。
でも今貯金がゼロ円の方や、ほとんど貯金できていない方が、今後も貯金できるのでしょうか?
私は難しいんじゃないかな~と思います。
なぜなら、貯金に回すだけの収入がない人が、貯金をするとなったら、更に現在の生活費を削るしかありません。
節約に情熱を捧げるしかないからです。
もちろん、「俺はぜってー結婚はしねえ、家も賃貸で十分だ」
という人でも、老後のため、あるいは突然の病気や事故のためにも、貯金は大切です。
上記で、社会人の貯金平均額は300万円ほどと言いました。
まず300万円貯金するためには、将来のことを考えている人だけが、貯金額を増やすことができるのです。
いつかやってくる将来のことを、あまり考えていないと、貯金が勝手に増えたりということはしないのです。
転職で私の給料が1.5倍にできたのは理由がある。
理学療法士として、1~5年目の間、病院でせこせこ働いていましたが、3年目くらいから不安が強くなっていきました。
「このままじゃあ、全然お金が溜まらないし、ワープア状態だよ…」
「なんでリハビリ職ってこんな給料低いの?」
「人の命を預かってする仕事が手取り20万っておかしいでしょ」
などなど、お金に関する不満は多かったです。個人的には地獄でした。
[st-kaiwa8]患者さんのため、と言いつつも、やっぱり自分が可愛いし、自分のことが大切なんだと感じましたね。[/st-kaiwa8]
ただ、5年目が終わる間際で不満が爆発し、思い切って転職を決意しました。
その時は、PT/OT人材バンクを利用しましたが、運よく、自分が希望していた求人を見つけることができたんです。
登録した直後から、担当のアドバイザーもついたのはかなり心強かったです。
このアドバイザーさんがとても親切なんです。
自分の要望を伝えると求人を探してくれたり、要望に近い求人を見つけてきてくれるんですよ!
ちなみに、病院から訪問リハビリ(訪問看護ステーション)に転職をし、手取り20万から、32万円ほど給料を増やすことができました。
貯金も1年間で100万ほどできたので、私の5年間の貯金はなんだったの…、という後悔が残りました。
とまぁ、私は転職に成功できたおかげで、給料も上げることもできたし、残業時間も減ったおかげで、プライベートの時間も増えました。
でも、「転職に失敗し、今よりも給料が下がった、拘束時間が長くなった上に、サービス残業も多くなった!」
という転職失敗談も、まわりの友達からも話を聞きます。
転職をいかに成功させるか、いかに自分の求めている求人と出会えるのか、というのは、
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1.情報収集を早く行う
2.専門の人からのアドバイスをもらう
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の2つが非常に重要だと、転職後に気づきました。
私の場合、「もう仕事を辞める!」と思う前から、PT/OT人材バンクに登録していました。
そのため、自分の要望にあった求人情報を自然とストックできました。
「自分が良い!」と思った求人は、他の人も良いと思うことが多く、求人情報の掲載が早々と終わってしまうことがあります。
しかし、情報収集を早く行っていたおかげで、自分が希望する最低ラインの求人情報だけは確保できていたんですよね。
また、専門の人からアドバイスを受けるのも重要です。
正直、私は、周りの人の力を頼らず、意見を聞かず、我が道を行くタイプです。
でも、PT/OT人材バンクのアドバイザーさんにはかなり助けられました。
特に、応募書類の添削はかなり心強かったです。
書類の添削なんて、学生ぶり。職務経歴書なんて書いたのは初めてで書き方すらわからないし、書類をそろえるだけでも、一苦労でした。
そんな面倒な書類も、アドバイザーの人がチェックしてくれたこともあり、転職時の書類は自信をもって出すこともできました。
「あー仕事辞めたいなー」「もっと給料上げてくれないかな」と思ったら、まず情報収集から初めてみることをオススメします。
なぜなら、いざ転職をしたい!もう仕事を辞めたい!と思った時に、希望の求人があるとは限らないからです。
そして、妥協した場所に就職してしまうと、「前の職場より待遇わるっ!こんなところ早く辞めたい!」と、転職が失敗に終わってしまいます。
何度も言いますが、転職を成功させるコツは早め早めの情報収集と、専門の人を上手に使って、自分の時間を確保することですよ。
未来の自分が、お金に困らないように、今のうちに準備だけはしておきましょう。
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