突然ですがセラピストの皆様、「リハの給料ってなんでこんなに低いんだろう?」と悩んだことってありませんか?
病院で働いていると、PTやOT、STの立場の低さに驚かされます。しかしそれ以上に理不尽だと思うことが、給料の低さです。
勤続5年目の理学療法士でも、手取り20万を越えないことは珍しくありません。
1日19~20単位分働いて、仕事終わりに患者さんの自主トレを考えて、休日には症例発表の準備をして、プライベートを削りまくって、手取り20万です。
この業務量と給料のアンバランスさに絶望するセラピストは、多いでしょう。
そこで給料を手っ取り早く上げる方法が「転職」です。
今よりも基本給orボーナスが出る職場に移ってしまえば、グンっと年収を上げることができます。
実際に僕も5年目の頃に転職し、年収換算で100万以上伸ばすことができました。
その時に僕が利用した転職サービスが「PTOT人材バンク」です。
PTOT人材バンクは、コメディカルに特化した転職サービスで、大手企業が運営しています。
これから使ってみようと考えている人もいるでしょう。
とはいえ、転職サービスのリアルな口コミはあまり出回りません。
たとえ興味を持って調べてみても、
「良い評判ばかりでなんだか不安…」
「実際にどんな流れで転職まで進むんだろう…」
と悩むことは多いです。
特に転職のような人生を左右することは、慎重になるもの。
失敗はしたくないですよね。
転職を成功させるためには「正しい情報を集めること」が大切です。
誤った評判や噂話に流されないことが、良い職場を見つけるコツですよ。
さて今回はPTOT人材バンクを使ってみた、リアルな感想と流れについてご紹介します。
転職を考えている人は、ぜひ参考にどうぞ!
PTOT人材バンクとは?どんなことができるの?
PTOT人材バンクとは、ざっくり言えば「転職支援サービス」です。
登録すると、こんなことが行えます。
- 担当のキャリアパートナーがつき、マンツーマンで相談に乗ってくれる
⇒リハビリの担当制に近いです。 - 希望を伝えるだけで、要望に沿った求人を提供してくれる
⇒「年収500万円以上がいい!」「休みがほしい!年間休日130日はほしい!」など - 病院や施設、事業所の、良いものあまり良くないものも含めた情報を教えてくれる
⇒「××病院のリハビリ科ですが、先輩後輩含め雰囲気が良いみたいですよ」など - 面接サポートをしてくれる、転職先との面接日程を調整してくれる
⇒聞かれやすい質問を教えてくれます - 書類作りを手伝ってくれる
⇒履歴書や、職務経歴書の添削を行ってくれます - 転職先との待遇交渉をしてくれる
⇒「時短勤務がいい!」「マイカー通勤したい」など。給料交渉も、代わりに行ってくれます
これらのことが、PTOT人材バンクでは全て「無料」で行うことができます。
PTOT人材バンクの強みとは?他のリクルートサービスと比べたメリット
転職サービスはPTOT人材バンクだけではありません。
他の会社だと「マイナビコメディカル」や「jobメドレー」などいくつかあります。
それぞれ長所、短所がありますが、PTOT人材バンク最大のメリットは「求人数」の豊富さと「転職先との交渉力」です。
PTOT人材バンクは、転職業界の大手である、エスエムエスキャリアが運営しています。
医療・福祉分野に特化しているため、一般には公表していない求人もあるほど。
「年収500万以上」
「年間休日140日」
「賞与5ヶ月分」
といったレア求人も抱えているため、転職を検討する際に、使わない手はありません。
求人数だけを比べてみても、PTOT人材バンクは多いです。
たとえば、マイナビコメディカルで東京都のPTの求人を探すと、1470件の求人が出てきます。

jobメドレーでは640件です。

PTOT人材バンクは1620件の求人情報がヒットします。

まとめると以下のようになります。
求人数(東京都の場合) | |
jobメドレー | 640件 |
マイナビコメディカル | 1470件 |
PTOT人材バンク | 1620件 |
情報数が多ければ、それだけ自分の希望に合った求人を見つけられるチャンスが広がります。そしてPTOT人材バンクの「転職先との交渉力」はめちゃくちゃ頼りになります。
転職する時に「もうちょっと待遇が良かったらなー」と思うことはよくあること。
たとえば給料面では「経験に応じて考慮する」といった一文を見かけます。
キャリアパートナーの力量次第では、かなり優遇してくれることがありますよ。
病院や施設との交渉ノウハウもあるため、自分1人で転職活動するよりも、有利に条件交渉することができるのです。
「希望なんて言えない!」といった自己主張が苦手なセラピストには、心強いですよ。
PTOT人材バンクの評判ってどうなの?

どんなサービスにも短所があるように、PTOT人材バンクにもデメリットがあります。
実際の口コミをまとめると、こんな意見があります。
たくさん電話がかかってきて面倒…
キャリアパートナーと相性が悪いと本当に最悪
登録しないと求人が見れない
といった評判もあります。
僕も登録してみて感じましたが、電話連絡は何度かあります。しかも登録して早めに連絡がきます。
とはいえ転職サービス側の立場を考えると「なるべく早めに情報提供する」ことは、当たり前かもしれません。
転職を成功させるためには「スピード」が命。ゆっくり情報を探しているようでは、レア求人や高待遇の求人も、他の人に取られてしまいます。
そのためキャリアパートナーとしては、その時のベストな情報を早めに提供したい…!という考えがあります。納得のいかない求人を紹介したら、相手を不幸にさせてしまうことも。
企業の悪い評判にも繋がりますからね
まぁ実際に利用していく中で、電話に出れないことはよくありました。
僕の場合は「電話だと毎回出れないので、メールで連絡してくれませんか?」とお願いしました。
すると必要最低限の電話しか来なくなるので、使い勝手がよくなりますよ。
それにキャリアパートナーと上手くいかなくても、心配する必要ありません。
「他の人に代わってくれませんか?」と頼めば、担当を変えることも簡単にできます。
リハビリだって、担当者変更をお願いされることはありますよね?
自分の将来、人生をかけているので、キャリアパートナーの変更はためらう必要はないです。
これらのデメリットがありますが、悪い評判だけではありませんよ。
PTOT人材バンクには、こんな口コミもあります。
「キャリアパートナーが親身になって相談に乗ってくれた!」
「気になっている病院が、離職率も高くブラックだったということを教えてくれました。危うくヤバイ病院で働くところだった…。」
「子供がいるので、時短勤務のお願いをしました。条件だけ伝えたら、代わりに施設先と交渉してくれたので、ありがたかったです。」
こんな意見もあるほど。僕の印象としては、メリットの恩恵のほうがはるかに多いので、感謝の気持ちが大きいです。
なんせ「タダで」「ラクして」転職活動ができるというのは、非常に便利ですよ。
>>公式サイトはこちら⇒【PTOT人材バンク】
実際に使ってみた流れと体験談
実際に登録して、僕が内定を貰うまでの経緯をご紹介します。
ステップ1.電話でヒアリング
PTOT人材バンクに登録して、しばらく経つと電話がきます。(登録した時間や曜日にもよる)
電話で聞かれることは、
- 今どんな状況なんですか?
- 求職中ですか?離職中ですか?
- どんな職場を探していますか?
などなど。
登録した時に、勤務形態や経験年数を入力しますが、これらについて詳しく聞かれるという形です。
僕が伝えたのは、
- 今は総合病院勤務で、手取り20万ほど
- 手取り30万は欲しい
- 有給消化率が高いところがいい。休みはしっかり休みたい
といった要望を伝えました。
翌日になると、キャリアサポーターがいくつか候補を出してくれます。
ステップ2.メールで候補の提案
僕が伝えた要望に沿って、まずは5件の施設を紹介してくれました。
実際にもらったメールです↓↓

この中から気になる求人を伝えて、より詳しい情報を聞くという流れになります。
気になった施設は公式サイトを見て、自分で情報集めもしましたが、どれもパッとしない…。
僕の場合、提案してもらった5件の中には、どれもピンと来るものがありませんでした。
「ごめんなさい、他にも求人情報はありませんか?」とお願いしたのですが、相手も転職支援のプロ。
「また別の求人を探してみるので、明日まで待っててもらえませんか?」とすぐに返答が貰えるほどでした。
せっかく調べてくれたのに断ってしまうのは、申し訳なさがありますが、転職活動に妥協をしてはいけませんよ。
惹かれる求人があるまでは、粘ってみることをオススメします。
ステップ3.面接日程の調整
後日、新たに5件の病院・施設を教えてもらい、キャリアサポーターと相談しました。
「この施設は最近できたので、和気あいあいとした雰囲気が特徴です」
「ここは資格取得に力を入れています。外部の勉強会の参加費用も、病院持ちですよ」
というように教えてもらい、ある訪問看護ステーションに応募することに。
そして面接日程のスケジューリングです。
普通の面接であれば「××日の△△時に来てください」と一方的に言われますが、人材サービスでは違います。
「先方は、12日、14日を希望していますが、どうですか?」と相談しながら決めることができます。
転職活動では、施設・病院の採用側が上の立場になりやすいです。
しかし人材サービスでは、お互いイーブンな関係で、転職を進めることができるので、圧迫感を感じることはそれほどありません。
ステップ4.履歴書、職務経歴書の作成
面接の日程が決まったら、書類作りです。
僕は転職が初めてだったので、履歴書作りは、学生時代以来でした。そして職務経歴書を書くのは初めて。
「職務経歴?業務実績?なに書けばいいんだよ…」と悩んでいたところ、「こちらを参考にしてください」とテンプレや参考例を頂くことに。

履歴書については、穴埋め作業のように、自分の情報を埋めていくだけです。
あっという間に完成することができ、ぶっちゃけラクチンでした。
「志望動機」は悩むところですが、これも心配ありません。
これまでにサービスを利用した人のサンプルをいくつか送ってもらえたので、これらを参考にして書けば難しくありません。


その後、完成した履歴書と経歴書を送って、手直し作業です。
「急性期経験が長いから、そこをアピールしたほうがいいですよ」
「先方の施設は、脳卒中リハに強い人を歓迎しています。志望動機に軽く触れておくと良いかもしれません」
という具合に添削して貰えます。
そのため完成した履歴書と職務経歴書は、かなり完成度が高いものとなりました。
自分一人ではこんな経歴書まず作れませんでした…。
ステップ5.面接を受ける
最終的な面接日程をメールでもらい、いざ面接です。

めちゃくちゃ緊張しますが、キャリアパートナーの方から、こんなメールもありました。

社交辞令的なメールかもしれませんが、「相手も面接を楽しみにしている」といった気遣いで、嬉しかったです。ちょっとした内容ですが、リラックスして面接に向かうことができました。
そして面接。
面接の時にびっくりしたのが、採用担当者にある程度、情報が伝わっているんですよ。
「前の職場は、人間関係で辞めたそうですね」
「前の職場のリハビリ科は大所帯と聞いたのですが、どんなところが大変だったの?」
「どんな職場だと、働きやすい?」
というように、話が進みます。
「人が多いと、勉強会する時も全体にアナウンスしたり、先輩、上司、課長の許可を貰わなくてはいけなくて…」
「いろいろな人がいる分、楽しいこともありましたが、若い人が多い職場です」
「学生気分の人も多く、業務がダラダラと伸びることもありました」
と退職を決心した「本音」を伝えることができました。
転職活動を成功させるためには、バカ正直に本音を伝えるのはリスキーだと言われています。特に前職に対する嫌悪感を伝えるのは危険、「建前」を用意しておくことが一般的です。
とはいえ、キャリアサポーターが事前に退職に至った経緯を説明してくれています。
そのためウソで固められた「建前」を用意しておく必要もありません。
もちろんキャリアサポーターも、自分にとってマイナスになるようなことは伝えませんし、ある程度フォローしながら経緯を説明します。
ですから面接はよくあるガチガチの「面接」ではありません。
どちらかというと「前職の失敗を活かして、どんな風に働こうか」という採用担当との相談、という感じに話が運びました。
ステップ6.見学の予定
僕の場合、面接後に「じゃあ一度職場内の雰囲気を確認しようか」と見学が入りました。
病院や施設によっては、面接の前に見学が入るかもしれません。
僕の場合は、面接はおおむねOKとのことで、就職する前に「実際の職場の雰囲気」や「仕事の流れを肌で感じてほしい」という施設の意向もあり、見学が入りました。
僕が採用試験を受けた施設は「訪問看護ステーション」で、訪問分野。
事務所の雰囲気だけではなく、付き添い訪問という形で、利用者さんのご自宅にもお邪魔させて頂きました。
そして利用者さん間での移動中には、深い話をすることもできました。
「ここの職場はママさんや既婚者が多いから、飲み会は少ないよ」
「有給はしっかり取れるほうだと思う」
「勉強会は月1くらい。でも朝の10~20分でやっているから、残業はしないよ」
「残業はほとんどないけど、月末は書類作りで、初めは残るかもしれません」
というように、面接だけでは聞けなかったことも聞けました。
ステップ7.採用
見学後、1週間ほど経ってから、キャリアサポーターの方からお電話。
採用の連絡をもらい、サービスは終了となりました。
一応、見学が終わった時点で、採用する流れで動いていたようです。
しかし、そんなギリギリの状態でも、
「見学はどうでしたか?他にも求人はあるので、断ることもできますよ」
と言ってもらえたので、面接後の辞退も可能です
コメディカルの就職活動では、暗黙のルールがあります。
それは「採用通知をもらったら、必ずそこに就職しなければいけない」という決まりがあります。
とはいえ、人材サービスではこのルールが適用されません。
採用後の辞退も可能ですし、その連絡もキャリアサポーターが代わりに行ってくれます。
後々になって「やっぱり合わないかも…」「別の職場をもうちょっと探したい…」と思うことはよくあることです。
それに相手は転職支援のプロ。急な辞退にも対応してくれるのが、大きな強みです。
時間をかけることで、より自分の希望に合った求人を見つけることができます。
僕の場合は、PTOT人材バンクの申し込みをしてから、40日ほどで採用通知をもらうことができました。
短期間で内定をもらうこともできるので、離職中で「早めに仕事を探したい!」「ブランクはなるべく作りたくない!」という方にはオススメですね。
>>PTOT人材バンクへの登録はこちらから⇒【PTOT人材バンク】
「なぜ非公開求人が多いの?」と聞いたらこんな返事が返ってきました。
PTOT人材バンクには、一般的な求人サイトには載っていないレア求人が多いです。
僕が応募した求人も、
「年間休日136日(有給含めて)」
「月給34万~」
「賞与4.5カ月分」
というかなりの高待遇の求人でした。
あまりの待遇の良さに、「こんな求人あるわけないでしょ…」と不安になったほど。とはいえ、実際にあるからPTOT人材バンクのすごいところです。
キャリアパートナーに「なぜ非公開の求人や、高待遇の求人が多いの?」と聞いてみたら、こんな返事がありました。
「良い企業で働きたい人がいるように、なるべく病院側も希望にあう人がほしいからです」
-希望にあう人って?
「希望にあう人は、たとえば「急性期を経験している」「呼吸リハに強い」とかそういう希望です。能力が高いというわけではないんです」
-なるほど
「だけどそのへんの求人雑誌に載せてしまうと、応募が殺到しますよね。事務処理だけでも仕事量が増えて、人件費がかかる…。そのお手伝いみたいな形で私たちが、病院や施設が欲しい人を紹介しています。だから良い待遇を貰えるんですよ」
-僕が職場を紹介してもらったみたいに、施設にもこんな人いますよ!って紹介しているんですね
「現場が欲しい人材と、仕事が欲しい人の希望がマッチすると、待遇交渉もしやすいですよ」
こんな会話がありました。
つまり非公開求人が多いのは、施設側の仕事を抑えること。
そして効率的に利益を出すことで、待遇の良さに繋げることができるようです。
ただし高待遇の条件を出してもらうためには、ある程度施設側と、PTOT人材バンクの交渉もあります。
ですから、僕が転職を成功できたのは、人材バンクの努力の賜物かもしれません。
PTOT人材バンクが扱っていない内部情報も教えてくれます。
僕は人材バンクを利用しつつ、普通の求人サイトでも探していました。
「PTOTSTネット」や「indeed」ですね。
そこで情報を集めていく中で、1つだけ気になる求人を発見。
キャリアパートナーにこの求人のことを尋ねると、
「ごめんなんさい。人材バンクでは、××病院は取り扱っていないんです。でも以前、人材バンクのサービスを利用した方で、××病院に勤めていた方がいました。口コミやどんな職場なのか、雰囲気などはご紹介できますけど、メールで送りましょうか?」
ということがありました。
大手人材サービスを利用する人は多いです。
そしてサービスを利用した人の、前の施設情報が蓄えられて、裏情報やリアルな意見を提供できる…という流れがあります。
特に登録者数が多い、PTOT人材バンクでは、共有されている情報も多いようです。
気さくに教えてくれるキャリアパートナーもいるので、裏話やリアルな口コミはしっかり貰いましょう。
PTOT人材バンクを使って今の生活を変えよう。

私自身、以前はブラック病院に努めていました。
ぜひ転職にチャレンジして、理想の職場を手に入れましょう。
サービス残業は当たり前、定時は17時なのに、ムダな雑務に終われ22時退社などもザラでした。それなのに手取りは18万円。はっきり言って割りに合いません。
僕の場合、転職したおかげで手取りは10万円アップ。年収換算でも100万円以上上がりました。
悩みを解決する方法は、今の環境を変えるしかありません。
PTOT人材バンクを使えば、転職で経験するストレスをグッと抑えることができますよ。
>>PTOT人材バンクへの登録はこちらから⇒【PTOT人材バンク】
コメント