
PTになって2年目。仕事終わりはいつもヘトヘト…
転職したいけど、3年間は働いたほうがいいでしょ?

最近は2年目のPTがほしい施設や病院が増えているんだよ
2年目には確かに大変。でもどうしてもつらいなら、職場を変えることも大切!
こんにちは、現役理学療法士のホシノです。
憧れの理学療法士になったにも関わらず、絶望を感じる人は少なくありません。
一日20単位に追われ、月末は計画書で大忙し。
そして週末には勉強会の資料作りや、症例発表の準備。
理想と現実のギャップに苦しむ人も多いでしょう。特に理学療法士2年目は、不満も爆発してくる時期です。
後輩がはいってきて、自分と1年目が比べられることもあります。
住民税の影響で1年目よりも給料が下がり、さらに給料や将来に対して不安を感じることも…。
PT2年目は非常につらい時期なのです。
そんな2年目の理学療法士でも現状を変える方法もあります。
それが転職です。
「2年目で転職はまだ早い!」という考える人がいますが、そんなことありません。むしろブラック病院や職場で、自分を犠牲にする方がリスキーですよ。
ただし経験の浅いPTが、今よりももっと良い待遇で働くためには「戦略」が重要。
「今よりもっといい職場で働きたいな」って思うだけでは、なにも考えずに歩行訓練しているようなもの。効果の高いリハをするためには「戦略」や「分析」が大切です。
転職も同じように「どうやって転職を成功させるか」という考え方が大事になります。
さて今回は、理学療法士2年目でも、転職を成功させるコツについて解説していきます。
理学力療法士2年目で仕事を辞めたくなるのはよくあること
なぜ2年目で仕事を辞めたくなる人が多いのか?それは、仕事に慣れ、だんだんと今の仕事に疑問を持つ人が増えるからかもしれません。
1年目はとにかく仕事に必死です。
急性期であれば1単位20分に追われ、回復期では総合実施計画書からカルテに追われることもあるでしょう。
2年目になると、後輩を受け持ちもあり、視野が広がります。
そんな時に現状の不満や自分に将来に不安を感じることは、普通のことです。
「うちの病院の給料、安すぎない?」
「サービス残業多すぎ…、定時上がりなんて無理でしょ…」
「この勉強会、本当に出る意味あるの?」
こんなストレスを抱えることは、ごくあたりまえ。
筆者が2年目の時は、1年目の後輩指導や、実習生の指導で遅くまで病院に残ることがありました。
一般的に考えれば、2年目はまだ新人。
しかし「新人が新人を指導する」というのは今思えば疑問が残ります。
2~3年目が1年目を指導する職場は、ブラック病院に特にありがち。
上司がラクをしたいから、そんなフォロー体制なのです。
そんな環境が続くと「周りもやってるし、それが普通なんじゃない?」と感覚がマヒしていくことも。
時おりふとした時に「自分は将来大丈夫かな?」と冷静になることもありますが、周りに流されるように危機感が減っていくのです。
理学療法士2年目でも転職はできるの?
結論から言えば、理学療法士2年目は、転職しやすい時期です。
むしろ2~3年目の転職は、仕事探しにおいてかなり有利。というのも、2年目は、ある程度の基礎ができているからです。
1年目に教えるような社会人としてのマナー、患者さんとの接遇を教えるコストも省けます。
新卒よりも、手間のかからない2~3年目が欲しいという病院も珍しくありませんよ。
「でも知識や技術だって不十分だよ?」と聞かれますが、2年目にとって知識は二の次です。
それよりも病院や施設が欲しい人は、「指導にかかる時間」や「コスト」が抑えられる人材なのです。

じゃあ、経験年数 6~7年目の中堅の方がいいんじゃない?

それがね、中堅PTになると、頭が固い人もでてくるんだよね
経験年数が増せば、PTとしてスキルや知識が豊富な人も増えていくでしょう。
しかし中には、採用者側にとって扱いにくい人も。
「PNFにマニュアルセラピー?俺はボバースしか信じねえ…!」というように、頭の固い中堅PTはよくみかけませんか?
理学療法士は変わりもんが多い業界。
そんな頭の堅い人ほど採用担当しては扱いづらく、一度採用してしまえば扱いに困ってしまうことも…。
そのため中堅を採用するにあたって、採用者側は「人柄」をより重視する傾向があります。
その反面、2年目のPTは「やる気」を見せればなんとかなるのです。
2年目が知識や技術がないのは当たり前。
社会人としてもまだ成熟していないので、2年目に求めるのは「やる気」や「意欲」なのです。
実際にやる気があるかどうかは別として、「やる気」さえアピールできれば、転職を勝ち取ることも難しくありませんよ。
病院が一番欲しくない理学療法士とは?
2~3年目を欲しがる職場って多いんだね!じゃあ採用者側が嫌う人もいるのかな?
管理職が嫌う人材は「プライドの高い人」です。
中堅以上のPTになると、経験や知識の豊富さから、
「あの患者は絶対にTcaneを使って歩行させるべき」
「トイレ移動?車椅子なんて使ってちゃダメでしょ」
と反論する人も中にはいます。あなたの周りにもいませんか?
次第に意見がエスカレートして、
「上司が無能だから、病院でリハが舐められるんだよ」
「もっとリハの実力をアピールしていこうぜ」
とリハビリ室改革を考える人も…。中堅PTあるあるです。
管理職や上司の立場を考えると、面倒になることや仕事が増えることは避けたい、というのが本音。
そしてキャラクターとしてクセのある人を、管理職は嫌います。
もちろんプライドが高いことは、悪いことではありません。
しかし「プライドが高いことで患者さん、他のスタッフに迷惑がかかるようなPTはいらない」というのが上司の意見です。
ちょっとしたアドバイスをしたのに「自分を否定された」と思いこむ中堅PTもいるほど。
経験や知識を蓄えつつ、謙虚さを持つことが大切ですよ。
このまま働き続けて待遇は良くなる?悪くなる?

近年、理学療法士やリハビリ職の給料は、低下傾向です。
介護保険や診療報酬の影響もあり、法律が変われば私たちの給料は大きく左右されるからです。
そして1年目のPTでも、30年目のPTでも、1日の売り上げは変わりません。
病院であれば、1週間に108単位が上限、というルールがあります。売り上げを出せる金額が決まっているのです。
経験を積んでも、売り上げが変わらないなら、給料は上げれない、というのが病院ですよ。そのため手っ取り早く、今の給料、待遇を変える方法が転職です。
高齢者が増加し、リハビリ職のニーズが高まっているとはいえ、待遇は落ちる一方。
これからのリハビリの世界で、自分の環境を変えれないセラピストは、いつまで経っても、今の生活は変わりませんよ。
待遇がよく、働きやすい求人ほど人気が高いです。
そして求人情報をや求人誌やサイトに掲載してしまうと、たくさんの応募が殺到。
つまり採用関係の仕事が増えるのです。
病院や施設としては、採用にかかるコストはなるべく抑えたいところ。
それに人事にかかるお金を削減できれば、その経費を社員の給料に回せることができます。
できるだけ「優秀な人」「やる気のある人」「マジメな人」からの応募が欲しいというのが採用担当の声です。
そんな考えを持つ施設ほど、求人情報を一般公開していません。
ですから高待遇の求人をゲットするには、普通に探すだけでは見つけられないのです。
理学療法士2年目が転職を成功させるコツ
高待遇の求人を見つけたり、転職を成功させるにはどうすればいいのかな?
「エージェントサービス」を使うことが、一番の近道じゃ
エージェントサービスというのは、あなたの代わりに求人情報を探してくれたり、面接日程を調整してくれるものです。
このサービスの優れている点が、
- 経験の浅いリハビリ職でも歓迎!という求人を紹介してくれる
- 一般には出回っていないレア求人情報を持っている
- 「パワハラがある」「クセのある先輩がいる」といった裏情報を教えてくれる
といったメリットがあります。
中でも心強いのが、面接の質問や、履歴書の作成サポートです。
2年目で転職するときに、つまづきやすいのが「前の職場を退職した理由」です。
「給料が悪いから」
「嫌いな先輩がいるから」
「残業が多くてイヤになったから」
といった本音がありますが、本音をそのまま転職先にぶつけてしまうのはリスキー。
採用者の心を勝ち取るためには、ある程度の「建前」も必要になります。
採用担当を魅力するような「退職理由」「志望動機」も一緒に考えてくれるのが、エージェントサービスの強みです。
それに2年目のPTが転職するとなると、はじめて職務経歴書の作成することもほとんど。わからないことだらけの書類作りを、手伝ってくれるのはとても便利です。
わからないことだらけの書類作りを、手伝ってくれるのはとても便利です。
大手エージェント会社は、内部職員の口コミを集めて、ブラック病院を熟知しています。そんなヤバい病院や施設を避けて、優良求人だけを紹介してくれるので、安心ですよ。
そして転職を成功する最大のコツがあります。
それは「早め早めから行動すること」です。
行動が遅くなりレア求人が取られて、転職失敗することはあります。しかし、早めから行動して失敗することはありません。
今なにも行動できなかったら、結局現状を我慢して、ストレスを貯めるだけ。現状を我慢しても、後で残るのは後悔だけですよ。
しかし「今を変えたい!」「もっと良い職場に努めたい!」という気持ちさえあれば、転職は成功できます。
熱意、やる気はなにより重要です。採用担当にも伝わりますからね。
ぜひ今の自分を変えて、良い職場をつかみ取りましょう。
「次に働く場所は、人間関係が良くて、楽しくリハビリできるところがいいな」
「サービス残業はなくて、プライベートをもっと充実させたい!」
と考えるなら、大手の転職サポートサービスをオススメします。
なぜならハローワークや求人誌、有名ではない転職サイトだと、圧倒的に求人情報の量で劣るからです。
くわえて職場の裏側の情報にも詳しいサポーターもいるので、ブラック病院を回避できる可能性が高いです。
こちらのわかがまな条件を通しやすくて、給与交渉もしてくれるので、「自分の意見を強く言うのが苦手…」という方は活用しましょう。
それに転職にした方の成功談、失敗談も事前にわかります。
「転職したけど後悔した…」と失敗しないように、職場探しは情報を集めることがなにより大切です。
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