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学歴は関係ないって本当?20代で転職を成功させるたった1つのコツ

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求人情報を探している時に、よく目にするのが、「大卒以上」です。
大学卒業といっても、東大からマーチ、名前も認知されていないほどの大学がありますよね。

企業によっては、一定の学歴フィルターを設定して、「○○卒以下の大学は書類で落とす」なんて話を聞きます。
じゃあ、有名大学以外の出身の僕は、もう上場企業は諦めたほうがいいの?と聞かれると、そうではないんです。

確かに、新卒時の面接や試験では、学歴は大きなウェイトを占めることがあります。

しかし、転職では違います。

転職では、企業があなたの学歴ではなく、もっと別の部分を重要視することがあります。

今回のこの記事では、

学歴はそんなに高くないし、良い大学なんて出ていない。
でも、転職は成功させたいし、優良企業で働きたい!上場企業で自分のやりたいことをやりたい!

という方に向けて送ります。

実際に、私も企業の人事部として、7年ほど採用担当に関わっていたことがあります。
その時の書類選考、面接試験官での経験も踏まえて、お話してきます!

20代の転職に学歴って必要なの?

結論から言うと、学歴が高いに越したことはありません。

でもそれ以上に、どんな仕事をしてきたのかどんなスキル・能力を持っているのかを重視することが多いです。

具体的にどういったことなのか、お話していきます。

営業職への転職の場合

例えば、転職先が、広告関係の営業職の場合、あなたに外向性や社交性を求めます。

新規顧客の獲得や、業者への見積もりと連絡、社外でのプレゼンテーションなど営業職をしていると、様々な人とやりとりをします。

外部の人や会社はもちろんのこと、同じ会社内の上司への相談や連絡が重要になるのが営業職。
そのため、コミュニケーション能力の高さや、社交性の高さを上手にアピールできれば、企業も重要視します。

「営業職なんてやったことないし、コミュ力の高さなんてアピールできないよ~」と思うかもしれませんが、そんなに難しいことでもないんです。

例えば、私の友達で、保険会社で一般事務をしている元引きこもりの友達がいます。

事務職というと、デスクワークで、黙々と書類作業をする、というイメージがありますよね。

でも、その友達が入った保険会社の事務部は、かなりの体育会系の仕事で、元引きこもりの友達は、とにかく声を出して、挨拶だけは丁寧に行ったようです。

初めは人間関係に悩んだようですが、結果として、体育会系の上司からも気に入られ、課長として現在は頑張っています。

この友達の良いところは、

  • 体育会系という職場内の空気を読んだこと
  • 空気を読み、自分の立ち回りを工夫して、声だけはハキハキしたこと

    の2点だと思います。

こういった空気を読む力、さりげない立ち回り、というは、営業職ではかかせない能力です。そのため、採用面接で、こんなエピソードを話されると、採用担当としても、印象に残りますね。

企業が求めているものを、自分の体験談やエピソードからアピールすることができれば、企業も評価してくれることが多いのです!
もちろん過去の仕事や現在の仕事で活かせそうなエピソードなどは、転職先の面接で迷わずアピールするべきです!

「○○○」を求める企業は多い!

営業職を例に出しましたが、多くの企業は、中途採用者に「即戦力」を求める傾向があります。
あなたの今の仕事内容、また過去にやったことがある仕事が、転職先に活かせそうなら、迷わず、「こんな経験があなたの会社で活かせます!」とアピールするべきです。

それくらい即戦力は大きな武器になります。

例えば、現在、経理の仕事をしており、経験年数は3年、一通りの収支に関する管理や税理士とのやり取りも経験がある!という経験があるなら、その経験は即戦力になります。

新卒を雇用する場合、その新卒社員をお金をかけて、時間もかけて、育て上げるといった考えになります。そのため新卒社員を雇う、というのは企業にとってもそれだけリスクのあることなんですよね。

多くの企業は、無駄な投資を避けるために、即戦力のある応募者を採用したいという考えが根底にあります。

学歴が左右される場合ってないの?

ここまで、20代の転職で学歴はそこまで大切ではない、というお話をしてきました。

転職の前提としては、学歴よりも職歴、つまり今までにどんな仕事をやってきたか、ということがなにより大切です。

しかし、学歴が左右される場合というのが2つあります。

第二新卒の場合は学歴が左右される場合がある

一般的に学校を卒業してから3年以内の人や社会人経験のある20~25歳の第二新卒者と指すことが多いです。

第二新卒の場合、学歴も採用で見られるポイントの1つです。

特に書類審査の場合、いわゆる企業の学歴フィルターに引っかかり、面接が通らないこともあります。

しかし最近では

  • 新卒をとっても3年以内に3割が辞めていく
  • 辞めてしまった3割にかけたお金や時間は企業にとっても痛手
  • 優秀な人材を新卒採用時に取れない企業がある

    こういった背景から、第二新卒を積極的にとる企業も多いです。

その際、第二新卒を採用するポイントは、学歴よりも、「どんなキャラクターなのかどんな経験を積んできたのか」といった人柄や意欲、今までの経験を重視することが多いです。

「御社に本気で入社したいです!」と意欲の高さをしっかりアピールできる人は、第二新卒でめちゃくちゃ強いです。

大手マイナビの調査でも、第二新卒の採用で重視するポイントは以下のようです。

(参考:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/nisotsu)

銀行や大手商社に転職する場合は学歴に左右されることもある

銀行や大手商社、また一部の企業には学閥というものが存在します。

例えば、企業によっては、東大出身が多い、早稲田出身が多い、といったように、一部を学校の卒業生を積極的に採用しているところがあります。

こういった学閥がある企業では、採用を含めて、昇進も学歴の影響を受けることが多いです。

例えば、ドラマ半沢直樹(銀行が舞台)では、

大和田常務→東大出身
半沢直樹→慶応出身


となっています。

主人公の半沢直樹は、融資ミスの5億円の責任を終われ、なんとか5億円は回収できますが、最終的には、左遷されます。

いろいろと憎たらしい大和田常務は会社に迷惑かけながらも、左遷もなく、どこかに飛ばされることもありません。

ドラマなので多少誇張したストーリーだと思いますが、大手銀行では、こういった○○大学出身ということが1つのステータスとなり、採用、昇進に影響していることがあります。

気になる企業の社員や新卒の学歴を調べると、学閥がわかることがあります。

ここで注意したい点が、新卒で早稲田ばかり、慶応ばかりとっているからといって、学閥があるとは限らないです。

また、学閥があるからといっても、20代の転職で重視されるのは、今までの職歴であり、あなたがどんな経験をしてきたのか、これからどんな仕事をしたいのか、という点です。

そのため、学閥があるからといって、志望を断念するのではなく、入社後のより具体的な目標やビジョンを考えながら採用試験に望みましょう!

ちなみに大手企業の場合、ネット上で簡単に学閥がわかることもあるので、気になる人は事前に調べておくことをオススメします。

20代で転職を成功させるコツって?

最近では、転職をする方法も増えてきました。

ハローワークに行く、友達や知り合いのコネ、転職サイトを利用する、などいろいろな転職方法があります。

といっても、20代という貴重な時間で、転職のためにあれこれ悩むのはもったいないと思います。

20代といえば、人によっては結婚や出産といったプライベートの大きな変化がある人もいます。そもそも時間やお金に余裕がない人も多いです。

加えて、社会人経験の少ない20代の方では、上記でお話した企業が求める「即戦力」をアピールできないことがあります。

職歴はたしかにあるけれど、気になる企業は前の職場と全然畑違いだしな…。と悩む人もいるでしょう。

でも大丈夫です。

  • 時間がない人
  • でも待遇のいい職場を見つけたい
  • 学歴も職歴もないけど良い企業で働きたい人

上記に当てはまる人は転職エージェントの利用をオススメします。

転職エージェントは、あなたの代わりに、あなたの要望にあった企業や希望条件に沿った求人を探してくれます。

加えて、社会人になって初めて書く職務経歴書や履歴書の添削や面接のサポート。さらには入職後のアフターフォローも充実しています。

実際に入職して働いてみると説明会や求人情報とは待遇が結構違う…。なんてこともありますからね。

入職後のトラブルもエージェントに相談しやすいのが魅力の1つです。

転職エージェントを利用することで、大幅な時間、お金の節約になるので、空いた時間を趣味の時間に使うこともできますし、肉体的にも時間にも負担のかかる引越しにも空いた時間を割り当てることができます。

加えて、転職エージェントの大きな強みが、学歴フィルターがあるような求人はまず紹介されない、という点です。

転職エージェントは、企業が必要としている人材を紹介する代わりに、エージェント側もいくつか条件を提示していることが多いです。

その1つに、学歴を最重要視しないというものがあるので、転職エージェントを利用する場合は、そこまで大きく学歴を意識する必要はありません。

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