将来の目標が決まっていなくて漠然とした不安を抱える時期というのは誰にでもありますよね。
「興味がある仕事も特にない」
「自分の自由に生きていきたい」
と感じることはある意味普通のことかもしれません。
そんな同じ気持ちを持っていた私はバーテンダーという仕事を選びました。
正社員として働き、その後は独立して自分のお店を経営して生活をしていますので基本的には自由な毎日です。
もともとはお酒が好きという単純な理由ですが、働き始めるとやりがいもあり天職のようにも感じ始めました。
もちろん努力する点は多々ありましたが、独立という明確な目標があったので頑張れたようにも思います。
そんなバーテンダーという仕事ですが、「誰にでも出来る仕事じゃなさそうだし、難しいんじゃないの」と考える人もいるかもしれません。
バーテンダーは簡単な仕事ではありませんが、誰にでもチャレンジできる仕事だと私は思っています。
現在は結婚もして、子供にも恵まれていますので人生設計としては間違った形にはなっていないように感じます。
バーテンダーは仕事の特性上「夜の仕事」というイメージがあるかと思います。
そのため結婚もしづらいという印象かもしれませんが実際はそんなことはありません。
そうした点も踏まえて、バーテンダーの給料事情やどうしたら正社員として就職できるのかという部分をご紹介していきたいと思います。
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バーテンダーの給料事情
正社員として勤めた場合、バーテンダーの給料相場は年収300万円~380万円といったところです。
またアルバイトでフルタイム働いたとしたら、時給1,100円~1,500円が相場ですので年収は300万円弱といったところでしょうか。
いまの日本では富裕層を除いた世間一般の平均年収が370万円前後ですから、そこまで低い数字ではないですよね。
爆発的に高いわけではありませんが、他の業界に比べても劣るわけではないことが分かるかと思います。
バーテンダーの私の一日は
実際にバーテンダーという仕事をしている人間が、どんな一日を送っているかをご紹介したいと思います。
現在私は都内に店舗を構え、その近郊に住んでいますので通勤時間があるのは他の仕事と一緒です。
だいたい夕方の5時くらいに家を出ます。店舗がある街に着くまでに30分から45分ほどかと思います。
店舗のある街に着いたら近隣の酒屋や八百屋によって、カクテルを作るのに必要なお酒やフルーツを選んで買って行きます。
この時間は非常に楽しく、今夜お店に来るであろうお客様をイメージしながら「どんなカクテルやお酒を提供しようか」と考えながら選んでいます。
お店に着いたら提供するドリンク用に氷を割ります。
これは大きい塊の氷を割り、小さな四角にカットしたり大きな丸い氷にしたりと各バーによって工夫が異なるところですね。
そして夜7時になったらお店をオープンして、お客様が来るのを待ちます。
バーには色々な人が来ます。
もちろん会社帰りのサラリーマンやOLも来ますし、同じような夜の仕事をしている人間も来たりしますね。
相手の注文を聞いてオーダーの商品を作ったり、会話を楽しんだり、ときにはお酒を頂いて一緒に飲んだりもします。
バーテンダーがお酒をたくさん飲むところもありますが、私は自分のお店ですので調節しながら頂いていますよ。
基本的にはお酒を作る事がメイン作業ですが、簡単な料理も作ったりもします。
これは以前勤めていたバーで興味があったので、勉強させてもらった料理などを提供しています。
最初は料理も初心者でしたが、バーテンダーとしてカクテル用のフルーツをカットしたりしていたので自然と手先は器用になっていたようです。
好きなお酒、好きな料理を提供しているので作業に苦痛を感じたことはありませんね。
また、店内には自分がセレクトした音楽をかけているので作業環境としては最高だと思っています。
そうして朝方までお店の営業をして、帰るのはだいたい始発に乗って朝5時過ぎといったところでしょうか。
妻や子供は寝ていますが、帰宅したら風呂に入り食事を済ませて眠りにつくというのがだいたいの一日の流れです。
プライベートな時間というと、朝は家族で過ごす時間が持てていますし、昼過ぎに起きてから夕方までは自由な時間ですので不満はありません。
定休日を設けているので、休日は家族で外に出かけたり出来ています。
正直、不便に感じることもなく一般的な職種の方とほとんど変わらない生活かと思います。
またある程度は臨時でお店を休むことも可能ですので、比較的自由なワークスタイルと言えますね。
そうした中で、私の年収はおおよそ450万前後といったところでしょうか。
お店の売り上げによって月々の手取りは異なりますが、平均すると月給35万円~40万円といった感じになります。
正直、世の中のサラリーマンの方と見比べても劣ることはないかと思いますし、将来的にはマイホームの購入も検討して視野にいれています。
収入を増やすためには今よりも広いところへ移転するか、店舗を増やすかという選択肢になります。
そうした部分も計算しながら、今後の人生設計を組み立てているところです。
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- 夕方の5時頃に出勤。材料の買い出しや、お店の準備に2~3時間ほどかけています。
- 仕事終わりは、次の日の朝5時。
- 仕事中、お客さんとお酒を飲んだり、話している時間が長いので、気づいたら、あっという間に朝ということも。
- バーテンダーでも結婚はできるし、マイホームの購入もできます!
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バーテンダーの魅力とは?お酒好きならおススメしたい3つのポイント!
バーテンダーという仕事は魅力に溢れていて、非常におススメの職業です。
ここではいくつか分かりやすいやりがいやメリットをご紹介していきたいと思います。
ポイント①定年がない
バーテンダーで独立するということは、会社に雇用されているわけではないので、定年がありません。
そのため必要であれば働き続けられますし、また誰かを雇って収入を得ることも出来ます。
そうした部分でいうと店舗自体が年金の役目を果たしてくれる感覚になりますね。
現在の日本において年金がどれだけアテになるか分かりません。
そうした観点から、将来的な不安でいうと他の働き方よりも少ないのではないでしょうか。
ポイント②決められた仕事時間
基本的には独立するとお店の営業時間に準じて働くわけですが、そうした時間設定も自分で行うため非常に自由といえます。
またバーで正社員として働いていた頃に感じたものは、「残業がほとんどない」というところです。
他の職業と違って、お店の営業時間が終了すれば自動的に仕事終了となります。そこから延長して働くということがあり得ませんので、ある意味「残業なし」とも言えますね。
もちろん基本的な1日の就業時間が長いというのはありますが、さほど気になりません。
ポイント③人脈の広がり
バーテンダーとして働いていると色々な方と出会うことが出来ます。
そうした中で繋がった人脈は時に仕事以外でも大きな財産となりますね。
単純なところで言えば、芸能関係の方と知り合って映画や舞台のチケットを頂いたりすることもあります。
また、設備関係の方と知り合ったときには店舗や自宅の空調設備や水まわりの相談に乗ってもらったりも出来ました。
そうした方々との繋がりは非常に大事ですし、お互いギブ&テイクの関係が出来ていてとても理想的です。
特に相手を利用しようという邪心がないのもバーにおける人との繋がりの特徴かもしれませんね。
もちろん人間関係が大切な分、付き合いなどが多いところもあります。
しかし、そうした点を踏まえても有り余るほどメリットが多いというのがバーテンダーという仕事です。
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- 定年がないので、自分のペースで仕事を続けられます!
- 残業はほとんどない。お店の営業時間=退勤です!
- お金も大切。それ以上に、仕事で得られた人脈はかなり大切、本当に一生ものですね。
- 余談ですが、マイホームの建築も、お客さんで来られた建築関係の人にお願いしました。
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バーテンダーになるには?
バーテンダーという職業に就くにはどうしたらいいか?と考えた場合、一番賢い選択肢としては「転職エージェントサイト」に登録するということ。
バーテンダーは仕事の特性上、求人情報が極端に少ない職業のひとつです。
求人情報誌を見ていてもあまり募集がないと思いますので、転職エージェントサイトに登録しておいて情報を得る方が効率的です。
ちなみに私も最初はそのやり方で仕事を見つけました。
しっかりとした正社員としての仕事でしたので、それ自体にも満足していましたし独立という形にも踏み出せたので大変いいきっかけとなりました。
私のオススメの転職エージェントサイトは、「リクルートエージェント」です。
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非常に自由なワークスタイルを確立できるバーテンダーという仕事。
現在自分でもストレスが少なく働けていますので、非常におススメです。
将来に迷っているのなら是非一度バーテンダーという仕事を体験してみてはいかがでしょうか。
きっと世界が変わると思いますよ。
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