ガーレジを改造して作った秘密の隠れ家のようなカフェや、流行の最先端をいく表参道にあるようなカフェ。
そんなところで働いてみたいと思う方も最近では増えてきたのではないでしょうか。
私自身カフェで勤務を始めたころは、少しそういったオシャレな環境に憧れを抱いていたようにも感じます。
店内の窓ガラスからは太陽の陽射しを受けながら、健康的かつスタイリッシュに働けるカフェでのお仕事。
しかし、カフェで働きたいと考えながらも行動に移していない人のほとんどの疑問や悩みはやはり収入と労働環境だと思います。
また、実際にどんな仕事をするのか分からないという人も多いようですね。
カフェで正社員として働くにはやはりちょっとした覚悟が必要になってきます。
私も夜の飲食業界から昼のカフェに移るときには不安だった部分もあります。
やはり明らかに収入に差があるからです。
ただ、そんな収入も勤続年数が続いていけば最終的には気にならない程度の差でしかないようにも感じます。
ここではそんなカフェで正社員として働くことへの疑問や悩みを解決していきたいと思います。
現実的にカフェで働くとはどのようなことなのか、仕事内容や一日の流れも具体的にご紹介していきましょう。
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正社員の私のカフェでの一日
まずは実際にカフェで働く私の一日を見てもらいたいと思います。
具体的に想像が出来るようになれば、カフェで働こうという気持ちもさらに高まるのではないでしょうか。
ホールスタッフとしての仕事がメインの私の出勤は、9時半から10時の間にお店に着くようにしています。
そしてアルバイトの子が来るまでにレジ金の再確認や、キッチンメンバーと本日のランチ内容について軽く話をしておきます。
本日のランチの内容を紙に書いて印刷し、メニューに挟み込んだり外の看板に写したりしながら掃除を行います。
11時半にお店がオープンすると、最初はランチのお客さんで店内が賑わうようになります。
オーダーを取り、キッチンに注文を流して出来上がっている料理をお客さんに届ける。
そして合間にはエスプレッソマシーンでコーヒーを入れたり、紅茶を入れたりします。
もちろんレジでお会計もしますし、下げ物や洗い場の手伝いまでまんべんなく業務を行います。
これをだいたいランチタイムが収まる13時ごろまで繰り返すのが基本です。
13時を過ぎると一気に客足が途絶え、ゆっくりとした店内に戻ります。
13時から15時ごろまでは休憩時間をずらしたアパレル店員さんやOLさんがメインとなり、少しお客さんと会話をしたりもしますね。
この時間帯に来る方には比較的しっかりとしたサービスができるので、会話が生まれ顔なじみになることによって夜の営業に来てくれるようになったりもします。
だいたい休憩は15時以降に取ることが多く、ランチで提供しているものと同じものを賄いとして食べます。
私が働いているところは16時から17時半まで一度お店を閉めているので、そのタイミングが休憩時間となります。
このときはアルバイトの子たちと談笑をしたり、コーヒーを飲んだりしてくつろぐ時間でもありますのでかなり貴重ですね。
キッチンスタッフとコミュニケーションを取れる時間でもあるので、営業のオペレーションや料理に対するお客さんの反応を話したりもします。
夜の営業はカフェバーらしくお酒を提供することもあり、飲み屋さんとしての一面もあります。
もちろん接客もしますから色々な方と話すことになりますが、大変勉強になりますしさらには楽しいと思える時間のひとつです。
夜23時ごろにクローズ作業をはじめ、帰宅をするのはだいたい24時ころになります。
その間に何度か休憩を挟んだり夜の賄いを食べたりしていますので、あまり長い時間働いている感覚はありません。
私はこの時間帯で勤務して5年ほどになりますが、特にきついと思ったことはなくむしろ食事も2食補助されているのでかなりありがたく感じています。
カフェで働いてみて大変だったこと
しかし、それでもカフェ勤務には大変なこともあります。
私が特に感じたもので代表的なものを3つ挙げてご説明したいと思います。
① 繁忙期の忙しさは尋常じゃない
ゴールデンウィークや夏休みなど、人が集中する期間はランチタイムの忙しさが尋常ではありません。
オープンの11時半から16時まで途切れることがなくお客さんが押し寄せ、最終的には用意していたランチがなくなるケースも多々あります。
そういったときは休憩も回せないのでアルバイトの子にも多少無理を強いることになってしまうので心苦しいという部分にも繋がります。
② 拘束時間対給料はあまり良くないかもしれない
夜の飲食店で働いていた頃はだいたい8時間から10時間が拘束時間でしたが、カフェの正社員の場合は長いときで15時間くらいになります。
合間に2時間くらいは長い休憩があるので、あまり疲れることはありませんがやはり拘束時間は長いですよね。
もちろん毎日というわけではなく、夕方から出勤だったりする日もあるので月間での労働時間は普通です。
しかし、朝から晩まで働く日もありますので長いと感じる人もいるかもしれません。
ちなみに給料はだいたい夜の飲食店の1割減くらいで始めましたが、3年ほど経ったら昇給もしてあまり変わらないくらいになりました。
③ アルバイトが辞めることが多々ある
カフェバイトに憧れを持って働くことは大歓迎ですが、けっこう早く辞めてしまう子が多い印象がありますね。
夜の飲食店よりもそのサイクルは早いように感じます。
ランチタイムの忙しさが原因かもしれませんが、そういったときにはシフトの穴埋めをしなくてはいけないのでちょっと大変に感じます。
[st-mybox title=”まとめ” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#00acff” bordercolor=”#5bcaff” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
・繁忙期におけるランチタイムの忙しさ
・それによるアルバイトの離脱&穴埋め勤務
・労働時間よりも拘束時間の長さが気になる
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カフェで働いてみて楽しかったこと
カフェで働いてみて大変だったこともありますが、それ以上に楽しかったこともあります。
なにより、カフェで働かなかったら、こんな経験しなかっただろうな~と、感じたことも多々あります。
実際に働いてみて、楽しかったことをご紹介します。
① 雑誌やテレビの撮影に使われたりする
ちょっとミーハーな意見ですが、カフェで働いているとお店がファッション誌やテレビの撮影で使われることがあります。
そのためあなたが好きな芸能人を身近に感じることができるかもしれません。
カフェ勤務に憧れている人からすると夢のようなシチュエーションではないでしょうか。
② 賄いが2食しっかりと取れて健康的
料理人が作ったちゃんとした料理が毎日2食頂けるのはかなり魅力的です。
給料が多少安くても食費のことを考えたら普通のサラリーマンより厚待遇かもしれません。
健康的でもあるので私はかなり気に入った働き方のひとつと自信を持って言えます。
③ 多くのスタッフと仲良くなれる
だいたい昼と夜のアルバイトは入れ替わりなので、その分多くのアルバイトを雇っています。
そのため、夜の飲食店や普通の職場より多くのスタッフと仲良くなれるというメリットもありますね。
私も大学生のアルバイトから世間の流行を教わったりして楽しく働いています
私がカフェで働くきっかけとは。
私はカフェで働いていて、基本的に現在のところなんの文句もありません。
その前までは夜の飲食店で働いていましたが、「健康的に問題が出てきそう」という不安がありお店を変えることを決めました。
その際に転職サイトを使ったのですが、ものすごくスムーズに職場が決まったので大変ありがたく思っています。
それまでは求人広告を見て回ったりしていたので時間がかかっていましたが、転職サイトを使うと人生における時間のロスが少ないもんだなぁと感じましたね。
ずっと夜の飲食で働いていたとしたらきっと身体を壊していたかもしれないですし、また違う仕事だったらこんなに充実感のある毎日を送れていないと思います。
カフェで働くことは大変なこともありますが、それよりもメリットの方が大きいので興味がある方はぜひ働いてみてください。
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