飲食業界で働いている大半の人間が、労働時間が長すぎる…と感じています。
しかし、実際は「学歴もなく自由に生きていきたい」と考えた末に現状の場所で働いているわけで、誰にも文句は言えない。
それは分かっていてもどうにかこの生活から脱却したい、と考える人はあなただけではありません。
ただ、本当に今の職場から抜け出す方法をちゃんと考えたことがありますか?
世の中には学歴がなくたって、自由に働けてさらには今の飲食業界よりも短い労働時間で働ける環境はいくらでもあるのです。
[st-kaiwa1]そんなこといっても特殊な経験やスキルがある人限定なんでしょ…。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]私にはそんな人より優れている部分なんてないから無理だよ…[/st-kaiwa2]
なんて卑屈な態度を取り続けていませんか?
そんなことはないんです!それは現状の飲食業界にそうとう洗脳されているだけのことです!
現実はときにシンプルで、あなたが抱える問題もあっという間に解決されるものなのです。
実際に筆者も飲食店で日々泣き言を漏らしながら働いていた人間でした。
そんな生活からどうやって抜け出せたのかを体験に基づいた話からご紹介していきたいと思います。
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12時間働く私の1日の生活
実際に私が飲食業界で働きながら日々感じていた、ブラックな生活の一部始終を見ていきましょう。
きっとあなたにも思い当たる節がたくさんあるはずです。
まずは出勤すると当たり前ですが、お店としての一日の準備から始まります。
そして最初にメンタルを攻撃してくるのは「アルバイトからの欠勤したいという電話」
これにはまずいきなりモチベーションが下がります。
通勤中にある程度考えていた自分の中での1日の仕事プラン、これが音を立てて崩壊していきますからね。
社員がやらなくてもいい雑用のような仕事から取り掛かることになり、朝からブルーな気持ちになります。
また頻繁にあるのが、先輩社員や上司からの仕事のむちゃぶり。
アルバイトの出退勤管理や原価管理のデータを作れといきなり言われたり、チェーン店であれば他店舗へのヘルプに行かされたりと、突然の要求の嵐にはゴネる気も失せますね。
そして営業が普通に始まったかと思えば、アルバイトがやらかしたであろうクレームの処理や頭の悪い予約客からの電話対応。
きっとあなたにもそんな経験があると思います。
正直こちらが忙しい時間帯に、駅からの道順を教えてくれだの場所が分からないだの聞かれることほど煩わしく、時間の無駄になることはありません。
携帯なりスマートフォンで地図が出せるご時世に口頭で道順を説明する必要があるでしょうか?
そんなピークタイムが過ぎて、忙しさも一段落すると次はアルバイトの教育が始まります。
先ほどのクレームはこうやって対応すれば良かったんじゃないかな、など優しく教えてもいつまで経っても出来るようにならないアルバイトにイライラしながら働く日々。
片付ける時間になればきっちりと片付け終わってもないのに「時間なので上がります」というアルバイトからの声も血圧を上げる原因ですよね。
そして夕方に出勤してからほとんど休憩もしないまま、気づけば朝になっている毎日。
そんな日常を送っている中で、唯一の楽しみが本来給料日のはず。
しかし、給料を見ても残業代も出ない現実に泣きたくなるのが、飲食店従業員としてのリアルな苦悩でした…。
同じような日々を過ごしている実感、あなたにもあるのではないでしょうか?
飲食店の労働環境がブラック化する3つの原因
そんな飲食店での労働環境がたびたびブラックだと言われますが、その原因は凝縮すればたった3つに絞られるわけです。
そしてそれはお店のトップである経営陣の問題でもあります。
原因①長時間営業による労働の長さ
まず経営者が売り上げをとにかく上げようとして営業時間を長く設定しますよね。
そうすると必然的に社員の労働時間は長くなります。
営業時間が朝までというのは当たり前の話ですが、さらに過酷なのは24時間営業の居酒屋など。
こうするともう逃げ道がありません。
営業が終わったからなんとか帰宅します、という最低限の言い訳すら許さない労働環境が出来上がりです。
原因②人材不足に繋がる離職率の高さ
そうした労働環境下ではまずモチベーションの低下が著しく、正社員として働いていても離職率の高さが他の業界の比になりません。
頑張って続けてみようという気力が実際に削ぎ落とされるのに、通常の人間なら半年と保たないことでしょう。
それでも何故か頑張ってしまい数年続けるうちに、それが普通だと錯覚・洗脳されていくわけです。
そうなると次々辞めていく人間を見ながらさらに腹が立ち、モチベーションがますます落ちていくのに、辞められないという状況に追い込まれていきます。
原因③売り上げ低迷による労働賃金の低さ
スタッフのモチベーションがそこまで落ちている店というのは、当然ながら売り上げも上がっていきません。
きっと料理のクオリティーから接客の質まで、全てが最低レベルまで落ち込んでいることでしょう。
こうした悪循環を繰り返していく中で、ブラック飲食店はスクスクと出来上がっていくわけです。
社員を守る法律や制度はないの?
もちろん日本にはちゃんとした労働基準法がありますから、労働者を守る法律というものは存在します。
しかし、実際に飲食業界の現場で機能しているかと尋ねられたら「皆無に等しい」と答えざるを得ませんよね。
まず福利厚生などをちゃんと支払っている飲食企業がどれくらいあるのか?という問題が非常に大きく、ほとんどのところで支払われていないのが現状です。
たとえ支払われていたとしても、その分手取りの給料は自治体が定める最低賃金くらい。
残業代などは出るはずもなく黙認されているのが現実といったところでしょう。
しかし、再就職しようにも、職歴もない人間は諦めるしかできません。
現実になんとかしがみつき、「もうちょっとお金が増えたらいいな」と、自分の未来を運任せにするしかできないのです。
私が現状を変えた1つの方法
しかし、そんなブラックな環境下でいつまで働き続けられるでしょうか?
将来に向けて現状の問題を変えるには少しの勇気と手間を惜しまなければ、実は簡単に解決するのです。
そのたった1つの方法とは「転職」です。
[st-kaiwa2]「だからそれは無理なんだって…」[/st-kaiwa2]
と思わずに、今こそ一歩前に進んでみましょう。
実際に私はブラック飲食店から足を洗うために転職活動を行い、現在別の仕事で働いています。
そして、以前よりも見違えるほど労働環境は変わりました。
労働時間は飲食店で働いていた頃の半分で、給料もその頃よりしっかり上がっています。
拘束時間が激減したおかげで趣味に費やす時間や大切な人との時間も増えました。
将来に向けて結婚なども視野に入れられるようにもなり、そのための貯金も出来ているという好循環な毎日です。
正直、私がブラックな飲食店から転職を決意したきっかけは、体調の不調からでした。
幸い回復までに時間がそこまでかかりませんでしたが、これがもう少し働き続けていたらどうなっていたかと考えると怖くなります。
しかし現実には取り返しのつかない状態にまでなってしまう人間もいます。
そうならないためにも今の長時間労働・低賃金・ストレスフルな現場から抜け出し、快適な労働環境を探すべきだと私は実体験から強く提案したいと思います。
自分自身の労働の対価をしっかりと払ってくれる会社を探したり、そういったところへの転職はハッキリ言ってそんなに難しいことではありません。
ぜひ自分の身体や未来のために転職をご一考してもらえればと思っています。
私が転職を成功できたのは、転職エージェントサイトの力だと、思っています。
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