いきなりですが、飲食店勤務って仕事を苦痛に感じることが、他の業界より圧倒的に多くないですか?
まず第一に拘束時間が長いですし、残業代もさほど出ないから給料も安い。
さらには上へも下へも気を使う人間関係を考えるとやはり割が合わない。
そんな悩みが絶えない飲食業界だからといって
「それが普通だししょうがない」
「自分にはこれくらいしかやれることないしな…」
と諦めていませんか?
[st-kaiwa1]学生時代からアルバイトしていつのまにか居心地がいいし、就職活動もしなくていいから進んでみた飲食業界だし。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3]ほかの同年代の人間に比べても社会経験がないからどうしたらいいかわからないしなぁ[/st-kaiwa3]
こんな風にも考えていることかと思いますが、実は全然そんなことないんです。
現状を変えたいと思いながらもその方法が分からないという飲食店勤務の人をたくさん見てきましたが、解決方法はいたってシンプル。
勇気を出して動き出そうと思えば、今日からだって変化を起こせるんですよ。
私もかつては長時間勤務、低賃金の奴隷のような生活を送っていました。
しかし、現在はその頃より圧倒的に時間的にも金銭的にも余裕があります。そんな生活を送れる可能性があなたにもあるわけです。
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飲食店で働いていたわたしの体験談。労働時間は300時間を超えていました。
ちょっと前まで、私もいわゆるブラックな飲食店で働いていました。
昼の3時から勤務し、帰るのは朝方というのが基本で早いときには昼前に出勤という日もザラにありましたね。
月の労働時間は軽く300時間を越えていましたし、それでいて低賃金。
時給1,000円のアルバイトだったとしてもこれだけ働けば月に30万円ですが、正社員はそんなこともなく…。
そんな労働環境でやる気を出せといわれても、体力的にも精神的にも難しく、なにかあれば上司や先輩社員にドヤされる毎日を送っていました。
さらには急に休まれたら仕事も増えるので、アルバイトたちの機嫌も取らないといけないし、かなりメンタルをすり減らしながら働いていたことをよく覚えています。
比較的仲のいい同僚と休みの前の日に多少飲みに行くことはあっても、お互い不満しか出てこない。
最終的には苛立って終わるという負のスパイラルは止めたくてもそれくらいしかやることがない。
そんな日々が結局最後まで続いていました。
飲食店のここがきつい!死にたくなったこと3点!
きつい点①人間関係のわずらわしさ
まず上司や先輩が丸投げした仕事が回ってきて、それをちゃんとこなせないと、イヤな顔をされるというのはかなり精神的に苦痛ですよね。
「じゃあ最初からお前がやれよ」と言いたくなります。
さらにはそんな人たちにも気を使いながら、下の人間にも気を使わなければならないとなるとさらに地獄です。
まだ仕事が出来て話の分かる学生アルバイトがいれば助かりますが、そういう人間はやはりちゃんとした業界に就職していくので辞めていってしまいます。
そうなるともうアルバイトの規律が乱れこちらの仕事の妨げになることばかりが起きますから、結局1年中誰かに気を使わなければいけない毎日。
さすがにこれでは人間誰でも精神が病んできますよね。
きつい点②繁忙期における無理な目標
これはかなり飲食業界のあるあるだと思いますし、今でもこれに悩んでいる人は多いのではないかと思います。
私の場合、まず始めから、
[st-kaiwa7]「無理だな。うん、どう考えても無理だ」[/st-kaiwa7]
という感想しか持てない売り上げ目標を、月初に設定されることが多かったです。
でも、頑張ってそれに近い数字を叩き出しました。当時の自分はがむしゃらに仕事をしていました。
結局、目標達成ならずと認定されてしまい、その時のメンタルはかなり荒んでいました。
これほど屈辱的で辞めてやろうと感じるときはありませんよね。
人間やっぱり多少褒められないと伸びませんよ。
[st-kaiwa7]「達成はされなくても利益率は上がっているわけで、それが考えられないのかなこの会社は…」[/st-kaiwa7]
と当時はよく思っていました。そう思っている人も多いじゃないかな…。
きつい点③そんな環境なのに給料も安く、福利厚生も満足ではない
こうした労働環境の中で働いていると、自分にますます自信がなくなってきます。
「自分はこれくらいの価値しかないのか」と考えるようになり、さらには正社員として働いているはずなのに保障も感じられない。
社会人として満足な功績を果たせていないように思えて、学生時代の友人と会うのも恥ずかしい。
そんな風に考えたときはやはり死にたくなりますよ、私はそう感じていました。
飲食業界の将来は暗い?3年後も同じ仕事で悩んでいるかも。
飲食業界で働いていると同じような条件で働いている人しか普段会いませんから、感覚が段々とズレていきます。
そしてちょっと外の世界に目を向けてみると「それ正社員なの?アルバイトと変わらなくない?」というようにも感じられてしまいます。
20代も後半になってきて、他業種に務めている周りがどんどん昇給していく中で、ほぼ給料もボーナスも変わらない日々。
そして福利厚生も最低限しかなく、将来に対する保障は自分で確保しなければいけない現実。
こうした思いを抱えながら働いていくことはかなりストレスフルな状態ですよね。
ただでさえ普通のサラリーマンですらストレスを感じているのにそれより劣悪な環境なわけですから。
そして今勤めている会社自体が、永続的に経営されていくかも分からないという不安もあります。
たくさん存在する飲食企業のひとつ、競争も激しく経営母体がしっかりしてなければ将来どころか3年後すらどうなるか分かりません。
仮に10年後まで会社があったとしても、そこでいきなり会社が倒産となったら自分はいくつになっているでしょうか。
そしてそこからまた新しい飲食店へと移って、いまのような環境をもう一度一から始めると考えたら怖くなってきますよね。
飲食業を離れてやり直せるチャンスは1つだけ。チャンスを逃さないで!
そんなストレスや不安を抱えた現在の生活をこの先ずっと続けていられると思いますか?
正直まず体調が崩れてくると思います。実際に私は身体の異変を感じ始めました。
そして次に来るのは精神的なダメージです。
つらいなきついなのレベルではないものがあなたの身体の中で起きはじめます。
こうした未来にならないようにする方法はたったひとつ、そしてものすごくシンプルです。
それが「転職」という方法。
現在、私は長年関わってきた飲食業界を離れて他業種に転職しました。
まず時間的な余裕を感じることが多く、また給料的な面でも非常に変化が起きましたね。
ちゃんとした休日と給料を貰うだけで、これほどまでに精神が楽になれるのかと実感する毎日です。
飲食店勤務のときには考えもしなかった貯金ということもし始めています。
やはり通帳にある程度お金が入っているだけでも人間は心の安らぎになるんですね。
こうした生活が待っていることをもっと早く気づけばよかったと思っていますが、結果的にこの答えに辿り着けてまだいい方だなとも思います。
こうしている間にも飲食店でせっせと働いている人がいることを理解しているからこそ、伝えたいことは「あなたの会社はあなたのことを一生守ってくれることはない」ということです。
転職をして、ある程度自分に余裕が持てるようになれば、資格を取る勉強に時間も当てられますし、将来を再設計することにも繋がります。
そんな考え方があることを是非この機会に知ってもらえればと思っています。
私が転職を成功させた要因は、転職エージェントサイトの利用が大きいです。
数あるサイトの中でも、「リクルートエージェント」には本当にお世話になりましたね。
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